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■ おと
日が落ちる頃に寝てしまって 夜の九時を回った辺りで目が覚めた。 部屋の暗闇に街の灯りが薄く入っている。 たまに吹く風はもう秋の風だった。 暗闇の中でベッドに横たわっていると 何だかわびしい気分になる。 耳を澄ましてじっとする。 横の道の下水の格子が車が 通る度にガッタンとうるさい音をたてる。 近所の家から子供の遊び騒ぐ声が聴こえる。 遠く吠える犬。 さらにはるか遠くから救急車のサイレンが聴こえる。 自転車のブレーキの音。 原付バイクのエンジンが立ち上がり、去って行く。 それでもどこかから秋の虫の音が聴こえた。
2006年09月02日(土)
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