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■ Snowbound
午後の降水確率が50％をこえていた。
午前中家を出て東へ自転車をこぎ出すと
西の空は青空と白い雲、東の空は暗い雪の雲。
あれは午後の雲なんだな、と思った。
正午に授業が終わって昼休みだったけど
教授のところに質問しに行った。
昼休みなのに質問に答えてくれて
教科書まで貸してもらっちゃった。
帰りにはスーパーマルナカに寄った。
パンが安かったのでちゃんと凍らせておこうと思って
お一人様２斤限りの２斤を買った。
あじの開き干しも買ってきた。
スーパーで偶然クラスメートの大石くんとであった。
彼の携帯ストラップは大きめのピカチュウだ。
彼はどこか違う世界にいるような感じで
トリップしながら歩いているようだった。
「パン安いよ」と言うと「うんうん」と言っていた。
冷凍庫にあと５枚パンが凍っているんだって。
午後の授業は休講だったので午前中だけの一日。
ピザトーストを２枚作って熱い濃いめの珈琲を淹れた。
相変わらずネスカフェエクセラ。
他のどんなインスタント珈琲よりはおいしいけど
挽きたてのドリップ珈琲には及ばない。
ゆうべは変な夢を見てしまったのと
あまり睡眠時間をとらなかったせいで眠くなった。
風が強くなってきて、外を見ると
灰色の街に青空はなく、暗く冷たい雨が降っていた。
あまりにも寒いからカーテンを閉めて
そのままベッドに入って暖まってた。
風の音と、どこかに雨がぱちぱちとぶつかる音が聴こえて
そのままフェイドアウト。夢の中へ。
起きると夕方、もう外は暗くなっていた。
年末は何もしないと寂しくて辛くなる雰囲気だね。
ラジオの番組のディスクジョッキーが
愛媛県全域に風と雪の注意報か警報が出されたと言っていた。
今晩の夜中から朝にかけて風が強まって
雪が降るところもあるんだって。寒いよ。
心の中に時折吹く風よりは冷たくないけど
それでも足の先はつめたぁくなる。鼻の頭も。
雪はすぐそこまできている。Snowbound 2005。
2005年12月21日(水)
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