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■ 街をひとまわり
今日は街をひとまわりした。 市内電車、と大層な名前で呼ばれていても それは一両の路面電車。
旧車両の路面電車は木の床で 車内はとにかく古くさい。 くすんだ金属の真ん中にある白いボタンを押すと 「チンッ」と甲高い音が鳴り響いて 次の駅で降りますよ、と車掌と乗客に伝える。 同時に「つぎとまります」の文字が点灯する。 走りだすときの音や、車内の注意書きの文字のロゴ こげ茶色の油くさい床とカーブでのゆれ具合。 どれをとっても昭和のまま。 →好き
新車両の路面電車はノンステップ。 障害者に気を使うつくりなのは好き。 光が少し弱くなるように遮光ガラスで できるだけ大きな開けられない窓。 インフォメーションの映像を流す画面と 真新しいようなにおい。 →好きじゃない
街の中心には山があって、その頂きにはお城がある。 まだ一度も城には行ったことがない。 城下町のくせに行き止まりの少ない街。
温泉街は連休だということもあって かなり混み合っていて 人で歩きづらくてすぐに気が滅入った。 僕は混雑してる場所が苦手なのだ。
花粉の被害はそれほどひどくなく 僕はなんとかがんばりぬくことができた。
本を読み出すと本に引き込まれる。 実際手にとって支配してるのは僕のように思えるけれど 本当は手にとられた本が僕のすべてを引き込んで 本に書かれている世界を見せて、聴かせて、感じさせる。
2005年05月03日(火)
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