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■ すばしっこい悲しみ
昨夜は迂闊だった。 つらくなるようなドラマを見てしまった。 夜思い出すのわかってて、こわいやつ見ちゃうのと似てるのかも。 想像以上に私の感情をぶわっと蒸し返すもので、眠れなくなってしまった。 ひとしきり嵐のような思いと戦ってから、カラッと素に戻り、 眠気も吹っ飛んでしまったので(正確に言うと最初から眠くなかったけど) ゴソゴソと何かしらやり出した。 もちろんパソコンも開いたし、音楽も聞いて、歌詞の意味を調べたり、 ライブチラシの続きをやったり、本読んだり、カフェラテ飲んだり。 どうしたことか、ちっとも眠くならない。 こうゆう時間ってたいてい4時くらいに終わりを迎えるのだけど、 今日はなぜか違った。
結局寝たのは7時過ぎ。お昼に起きた。 夕方までちょろちょろ曲を覚えながらずっと歌っていた。 そうしながらもふっと考え続けた。 まるで悲しみが自分から切り離されているようだ。 あっとゆう間に悲しくなくなるのに、あっとゆう間に悲しくなる。 これはほんの一瞬のことだけど、悲しみをどこに置いたんだろう、私。 悲しみはどこかにしまってしまった。 どこにしまったのかもう思い出せない。 しまったんじゃなくて、そこらにポイと落としてしまっただけ? ものすごいスピードで目の前に出てきて、すぐに隠れてしまう。 私にはまだ捕まえられない。 これはいつの日かいなくなるんだろうかと考えたりするけれど、 やっぱり私の別の一部として形を変えて存在し続けるものなんだろう。
2004年03月05日(金)
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