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2025年01月21日(火) ■ |
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新作落語を聴いた気分 |
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書籍「マイ国家」(星新一著・新潮文庫刊・334頁)から。 年始、図書館で借りてきた本。 このページ数に「31作」が所蔵されている。 学生の頃、はまって大ファンになった星新一作品。 この本の帯に書かれた紹介。 「世間の常識や通念を、新鮮奇抜な発想でくつがえし、 一見平和な文明社会に潜む恐怖と幻想を、 冴えた皮肉とユーモアでとらえたショートショート31編。」 まさしく、その通りである。 読み終えた私は、いつも新作落語を聴いた気分になる。 短い文章の中に、起承転結があり、 話の最後には、必ず「オチ」があり、ニヤっとてしまう。 まさしく「落語」に近い感覚で、読み終える。 久しぶりに読んだ作品は、満足のいくものだった。 しばらくは、星新一のショートショートにはまりそうだ。
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