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しもさんの「気になる一言」
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2024年10月02日(水)
野球てのはな、人間がやるから野球になる

書籍「バッテリー」
(あさのあつこ著・KADOKAWA刊・約1800頁)
映画の「バッテリー」は以前観た。
図書館では、児童文学書として分類されていて、
なんと6巻にも及ぶ、超大作だったのには驚いた。
こんな長い小説を映画化にするには、
よほど苦労するだろうな、と思いきや、
意外や意外、サラッとまとめていてこれまた驚いた。
書籍の中の「気になる一言」は、
主人公・ピッチャー・巧、キャッチャー・豪
バッテリーの台詞ではなく、主人公の祖父の台詞。
高校野球の監督時代の話。
「野球てのはな、人間がやるから野球になる。
そのことを一生、忘れるな」と高校生に諭した台詞。
それは、一人では野球ができないということだ。
いろいろな人がいろいろな思いを持って、野球をやる。
だから、野球は面白い。仲間がいるから、楽しい。
そう理解した。
作品の中にも、何度も形を変えて、でてくる考え方。
どんなに速い球を投げれたとしても、
バックを信じなければ、野球にならない。
そう教えているようだ。
私も、人間だから、うつ病になる。
そう考えれば、いい気がしてきた。