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2020年08月19日(水)
のんびり時間が流れる、文学喫茶のマスター

先日見つけた、19年前(43歳の時)に書いた私の意見。(笑)
当時、毎日のように出題されていたテーマの一つ。
「なりたい(orなりたかった)職業は?について」。
「仕事が趣味なら、この世は天国。仕事が義務なら、この世は地獄」
というフレーズで書きはじめ、
「たった一度の人生、何でもやってみたい、というのが本音」と言いつつ、
「週末だけの、旅館おかかえ作家」か
「のんびり時間が流れる、文学喫茶のマスター」になりたい、と書いていた。
「週末だけの、旅館おかかえ作家」は、金曜日、仕事を終えたら、
伊豆の旅館へ直行し、昔の小説家みたいに、決まった部屋で執筆に集中、
そして月曜日の朝、その旅館から出社というもの。
今は「自宅」が「伊豆の旅館」の代わりとして、ちょっぴり実現されている。
「のんびり時間が流れる、文学喫茶のマスター」は、
たまに訪れるお客に、美味しいコーヒーでも入れながら、文学文庫を運営。
若い人からお年寄りまで、自分の作品を書き溜めるスペースを提供。
店内はBGMの流れる中、キーボードを打つ音しか聞こえない。
店内の片隅で、出版社の方々と雑談をしながら、
新人作家さんの作品が出来上がるのを待つ。
そう「のんびり時間が流れる、文学喫茶のマスター」。
これも、ネットの世界だけど「Shimo's Cafe」のマスターとして
イメージとしては、ほぼ実現している。
約20年掛けて「あっ、わかった!」と気付いたこと。
書いて文字に残すことは、イメージを脳裏に焼き付けて、
脳が勝手に判断して、夢に導いてくれるんだ。
信じるか信じないかは、本人次第だけど、面白いものだな。
この20年という歳月は、無駄じゃなかったんだな、きっと。