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2020年07月01日(水) ■ |
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例えば朝、窓の外が晴れているだけで元気になれてしまう |
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映画「天気の子」(新海誠監督)から。 映画「君の名は。」と比較しているレビュアーが多いが、 私は、映画「言の葉の庭」と似ているな、と感じた。 こんなフレーズがある。「人の心って不思議だ。 例えば朝、窓の外が晴れているだけで元気になれてしまう。 空が青いだけで生きていてよかったって思えたり 隣にいる誰かをもっと愛おしく思えたりする。 雨ばかりの東京では皆が様々な理由で晴れを求めていた」 「言の葉の庭」では、雨の日にだけ会える設定なので 「夜眠る前、朝目を開く瞬間、気付けば雨を祈ってる」 同じ雨なのに、止んで欲しい、降って欲しい、と思う人がいる。 この対比が絶妙で、雨の描写も似ている、と感じた。 取材で訪ねたお寺の住職さんの一言、 「そもそも、天気とは、天の気分、 人の都合など構わず正常も異常も計れん」 「天気にとっては異常気象なんて知らん」ってことなんだろうな、 それにしても、この一言は、説得力があったな。
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