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2020年03月29日(日) ■ |
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本というのは友達がしないことをしてくれる |
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映画「最高の人生のはじめ方」(ロブ・ライナー監督)から。 「最高の人生の〜」シリーズか、と思いながら、 ラストは、ハッピィエンドなんだろうな、と予想しての鑑賞。 その部分では、ちょっぴり先入観が入りすぎたな、と反省した。 ただ、書き出したメモを眺めると、ストーリーとは関係ないが、 あっ、これ、わかるわかる・・という台詞が多かった。 それは、弔辞の一説であったり、女性を口説くときの台詞、 コンビニ店員との会話など、バラエティに富んでいた。 その中で、私が一番面白がったのは、 「本というのは友達がしないことをしてくれる。 考えたたいときに黙ってる」だった。(笑) 今や、好むと好まざるにかかわらず、情報や雑音が溢れ、 自分1人、静かな時間を持つことが難しい時代になった。 だからこそ、何もない場所で読書することは、贅沢だと言える。 それだけ夢中にされてくれる本と出会えた時、 人間は、ちょっぴり心が深くなるような気がする。 物語後半に、こんな台詞が待っていた。 「娘たちに人生の喜びは心の探求だと教えてるの」 自分の心だけは、自分で育てるしかないんだよなぁ。
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