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2020年01月31日(金) ■ |
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読者がわからないからこそ、続けられた「メルマガ」 |
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とうとう、メルマガの最終版を配信する。 振り返ると、親友に教わった「パソコン通信」から始まり、 読者が5人、10人と増え続けても、メールアドレスの 「CC}」「BCC」に追加するだけで済ませていたが、 その頃に当時は画期的だった「メルマガ」という、 一括大量のメール配信システムを知り、心が躍ったことを記憶している。 綾小路きみまろさんの名台詞ではないけれど、 「あれから約18年、ほぼ毎日配信し続けてきた」メルマガは、 海外旅行中も、手術で入院した時も、39度の熱を出して寝込んだ時も、 気になる一言のネタとなるメモを、手帳に溜めては書いていた。 とにかく「1日1話」の原則を守り続けて、配信をしたけど、 実のところ、発行者の私には、誰が読者なのか、未だわからない。 読者がわからないからこそ、続けられた「メルマガ」とも言える。 一時、読者が300人を超えた時は、そんな多くの人に向けて、 私個人の呟きともとれる「気になる一言」を送り続けることに、 恐怖心を覚えたし、その反響の大きさにも驚かされたことがある。 ホームページに直接アクセスしてもらうわけでもなく、 今や、SNSやLINEなどに、その役割を譲ったけれど、 登録していただいた方に、こちらからDMのように届けるシステム。 誰かもわからない相手に、自分のことを知ってもらう意味では、 とても不思議なシステムだったのかもしれない。 「始める」と決めたのも自分、「止める」と決めたのも自分。 本当に、自分勝手だと思うけれど、今日で終わりとします。
P.S 読者がどこの誰かもわからないので、個人宛のメッセージは送れませんが、 長い間、拙い「気になる一言」を読んでいただき、ありがとうございました。
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