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2020年01月20日(月) ■ |
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詩人の原民喜(はら たみき)を知っていますか? |
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映画「羊と鋼の森」(橋本光二郎監督)から。 職業としての「調律師」については、今まで知らない世界だったので、 「納棺師の仕事」を描いた、映画「おくりびと」(滝田洋二郎監督)と 似たような感覚で鑑賞した。 当然ながら「ピアノの音」に関しての問答が繰り返されて、 私は、楽しみながら、メモをした。 新米の調律師、外山は、尊敬する調律師、板鳥さんに訊ねる。 「どうしたら調律ってうまくできるようになるんですか? 板鳥さんはどんな音を目指していますか?」と。 そんな彼に向かって「目指す音ですか?」と反復した後、 「外村くんは、詩人の原民喜(はら たみき)を知っていますか?」と言い、 「その人がこう言ってます。明るく静かに澄んで懐かしい文体。 少しは甘えているようでありながら、厳しく深いものを湛えている文体。 夢のように美しいが、現実のように確かな文体」と呟き、 「私の理想とする音を、そのまま表してくれている」と彼に伝えた。 世界のピアニストにも認められるような調律師が例えた表現(音)、 調律師という職業、奥が深そうだな、と読み返した。 出版社の辞書編集部を舞台にした映画「舟を編む(石井裕也監督)も、 ハマってしまったし、普段知ることのない「職業」って、私、好きかも・・。
P.S 観賞後に、すぐに「ハラタミキ」を検索してしまう私の映画鑑賞、 自分でも呆れるくらい、好奇心旺盛です。(汗)
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