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2019年12月08日(日) ■ |
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観光客に振り回されて自分たちを見失う |
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ラジオから流れてきた「観光の課題」だった。 最近になって日本でも「オーバーツーリズム」や 「観光客嫌悪症」 といった言葉が賑わい始めた。 ここでは難しい定義は説明しないけれど、 やっと、日本も他人事ではなくなってきたということだろう。 ここ数年、日本全国で「観光・観光・・」と大騒ぎをした挙句、 観光客は増えたけれど、増やすための施策は考えていたが、 増えすぎた時の対応策は、あまり考えていなかったから、 駐車場不足や、ルールマナーを守らない外国人に対して、 後手後手に回っている感がしてならない。 その心配をしていた矢先、ラジオから上手い表現が流れてきた。 「観光客に振り回されて自分たちを見失う」 どうやら、賑わい、活性化をキーワードにしながら、 毎週のようにイベントを開催してきた人たちも疲れているようだ。 この状態がどこまで続けくのか、そして終わりはあるのか、 そんな声が、聞こえ始めたから「要注意」と記したい。 まずは基本に戻って、自分たちが誇れるものは何か、を見極め、 あまりいろいろなことに手を出さないこと。 それが「自分たちを見失わない」ということではないだろうか。 みんなで頑張ったおかげで、それなりの成果は出たけれど、 関わってきた人たちに疲れも出てしまっては、意味がない。 とにかく、観光客に振り回されないことを意識したい。 それが一番大切な「まちづくり」の基本だから。
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