初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2019年11月25日(月)
若手の壁になろうと思って

令和元年、九州場所は、横綱・白鵬の優勝で幕を閉じた。
43回という回数は、今後も破られないのではないか、と思う。
今場所は、白鵬の自力もさることながら、
「世代交代になるような、ならないような場所だった」という
八角理事長のコメントではないが、新しい力を期待したが、
まだまだ、次世代には任せられない・・という印象が残った。
それを裏付けるような、白鵬の優勝コメントの一部は、
(今場所は)「若手の壁になろうと思って」(戦った)だった。
最近、怪我も多くなり、体力が落ちてきていることは、
たぶん、白鵬自身が一番、気付いている。
だから、次の相撲界を背負ってくれる若手の出現を待っていた。
もちろん、自分が欠場した場所は、若手も優勝したが、
自分が出場した時は、そうはならなかった。
言い換えれば、その自分(壁)を乗り越えてくる若手がいなかった。
もちろん、43回目の優勝は嬉しいけれど、
今場所も若手が乗り越えてこなかった壁としての寂しさが、
インタビューに出ていた気がする。
「自分が壁になってやれる時間はもう少ないんだぞ」・・
そんな横綱・白鵬の心の声が聞こえてきたインタビューだった。
若手を育てたい・・って気持ち、ちょっぴりだけわかるなぁ。