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2019年10月03日(木) ■ |
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俺なら、ハリケーンが消えるまで、目の中で移動し続ける |
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映画「ワイルド・ストーム」(ロブ・コーエン監督)から。 猛烈な風が吹き荒れる巨大ハリケーンの中で、 6億ドルの強盗を企てる悪党たちとの頭脳合戦であるが、 どうしても、巨大ハリケーンの必要性があったか、と問われれば、 巨大ハリケーンならではの凄さ・恐怖は、あまり感じなかった。 悪党たちが強盗には成功したけれど、巨大ハリケーンから逃げられず、 自滅していき、ハリケーンのことに詳しい主人公たちは、 あまり被害を受けずに、事件が解決していくのかと思った。 作品中、こんなセリフがある。 「奴らは目を使って逃げる気だ」と慌てて追いかけようとすれば、 「俺なら、ハリケーンが消えるまで、目の中で移動し続ける」と サラッと言い返す。 そして、そのハリケーンの目に入った瞬間、 「ハリケーンの目だ。約60キロに渡って、嵐の真ん中に晴天が広がる」 そして勢力が弱まるのを待って、それからゆっくり逃げる、という訳だ。 この発想は、私にはなかったので、とても新鮮だった。 相手(敵)の懐に飛び込むことは、勇気がいるけれど、 それが成功すれば、一番安全な場所なんだよなぁ。 石田三成が、身の危険を感じて徳川家康に助けを求めたのと同じかな・・ やっぱり、ちょっと違うか。(汗)
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