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2019年09月30日(月) ■ |
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侍はさ、藩から出されるのは、負けだと思ってるんですよ |
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映画「七つの会議」(福澤克雄監督)から。 作家・池井戸潤さんの同名企業犯罪小説の映画化とあって、 「水戸黄門」や「ウルトラマン」のように、逆境に耐えながら 最後は正義が勝つことがわかっているので、 安心して観ることができる作品とも言える。(笑) さて作品途中のメモも溢れたが、今後の参考にしたい、と言われ 主人公、八角民夫が淡々と語るメッセージは、 (結局、全部書き出してしまったが・・)インパクトが強すぎた。 その中から、ワンフレーズを抜き出すとすると・・・ 「藩のために命をかける。 まぁかっこいい言い方をすると、侍の生き様って言うんですかねぇ? 昔で言う藩、今で言う会社、それを生かすためなら 人の命より会社の命を優先してしまうって言う、 欧米の人が聞いたらそんな会社なんかとっとと辞めて、 他に移ればいいって思うんでしょうけど、 侍はさ、藩から出されるのは、負けだと思ってるんですよ」 そう、そんな考え方が、 「日本のDNAに組み込まれているって言う気がするんですよね」 だから、こういった不正は減るけれど、なくならない・・と言い切る。 だけど今の時代、藩の方から脱藩を進めている気がする。 内部告発も増えているし・・社会変化の過渡期なのかもな。
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