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2019年03月25日(月) ■ |
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「妻の誕生日を家族全員で祝える幸せ」ってこういうことか |
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定年退職を1週間後に控えた朝は、とても寒かったが、 なぜか、東日本大震災の後の東北地方を襲った寒波を思い出した。 メルトダウンした「福島第一原発」が、雪に覆われ、 静かに冷やされていた光景が目に浮かぶほど、寒かった。 そんな今日、妻が60歳の誕生日を迎えたので、家族4人、 お気に入りのイタリアンレストランで、お祝いをしたのだが、 定年退職が間近なためか、例年とは少し違う想いが蘇った。 出会ってから42年。結婚してから36年の月日が流れ、 その間には、幾つもの出来事があり、今日の日を迎えている。 お互い大きな病気もしたし、入院するような手術もした。 もちろん大喧嘩もしたし、仲良く手を繋いで歩いたこともある。 あの時のあのことがあったから、今日の日を迎えられている、 そう思えるようになったのは、つい最近のことかもしれない。 夫婦のことだから、あまり多くを語らないけれど、 母と娘と私に囲まれながら、還暦を意識してか、 赤のカーディガンを身に付け、いつもよりちょっと酔っ払った妻を 見ていて、感じたことがある。 「妻の誕生日を家族全員で祝える幸せ」ってこういうことか。 さて、来年はどんな気持ちでこの日を迎えているのやら。 それはそれで楽しみである。
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