初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2018年12月11日(火)
自殺対策の基本は「日記」(業務報告)

数年前から始めた、課員全員が全員に宛てた「業務報告」。
以前配属された課で実施して、その成果を実感したので、
新しい課(生涯学習課)でも続けている。
狙いは「誰がどんなことをしたか」という情報共有ばかりではなく、
個人の心の内を、課員全員に吐き出すことで、
溜めがちなストレスなどを軽くする効果も期待している。
それを「単なる業務報告」と勘違いして、そこまでしなくても、と
勝手に決めつけてしまっては、もったいない。(汗)
先日開催された「自殺防止対策」(認知行動療法)を紹介する
「こころの健康づくり講演会」でも、
表現は違えど、同じことを訴えていた気がする。
演題は「こころの不安・モヤモヤを解消する方法」
(〜重たいこころが軽くなるコツ〜)
そのコツは「思考記録表」と呼ばれる「振り返り」にあり、
自分の行動や思考を文字にすることで、いろいろな効果が得られる。
それを講師は「こころを元気にする4つのステップ」として
「(1) 変化に気付く (2) ひと息入れる (3) 考えを整理する
(4) 期待する現実に近づく」と、その効果を解説してくれた。
それは「職場」でも同じことが言えて「業務報告」というよりも
「個人の日記」に近い「書き方自由」が功を奏していると思える。
スタッフの「今日は失敗してしまった」という報告を読みながらも、
最後に「明日は頑張ります」なんて文字を見つけると、
「その調子、その調子。頑張れよ」と頷いてしまう私がいる。
公務員最後の年に、職員管理のコツを掴んだのかもしれないな。