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2018年11月29日(木)
まだ必要とされ、活かせる場を与えていただけるだけで嬉しい

書籍「定年前後の『やってはいけない』
(郡山史郎著・青春出版社刊・189頁)から。
仕事の帰り、寄り道した書店で見つけた、書籍タイトルに
思わず手を出してしまったが、面白くて一気に読み切った。
冒頭、再就職先がすぐ決まる人と、決まらない人の違いを
2人の例を挙げて説明している。
なかなか決まらない人は、収入や労働条件に拘っている人。
決まる人は、働かせてもらえるだけで嬉しい、と考えられる人。
そんなことかな、とメモを取った。
決まった人との会話はこんな感じで紹介されている。
「いままでの収入からかなり減りますが大丈夫ですか?」
「何より自分の経験や技術がまだ必要とされていること、
そしてそれを活かせる場を与えていただけることが嬉しいのです」
わかる、わかる、その感じ、とメモも増えた。
定年退職する1年って、今まで考えたこともないくらい、
残りの人生を考える機会を与えられる。
特に、定年イコール年金支給開始、とならない時代だからこそ、
その数年の生き方を考えることになるのも現実。
だからこそ、この考え方は、妙に腑に落ちた。
60年重ねてきた経験や技術が、若い世代に必要とされること、
そして、その場を与えてもらえること。
再就職って、収入じゃないんだよなぁ。(たぶん・・)