|
|
2018年11月27日(火) ■ |
|
勉強では人生は学べない |
|
映画「ゴーギャン タヒチ・楽園の旅」(エドゥアルド・デルック監督)から。 物語は、タヒチに渡ってからの、画家・ゴーギャンを綴るが 私の気になったところは、フランスを去る前の ゴーギャンの嘆きにも似た呟き。 「いつの世も画家は生活に追われ、時間とエネルギーを奪われる」 いつの世も、画家という職業だけで生活するのは難しく、 独身でも大変なのに、妻子持ちのゴーギャンは、 それ相当の苦労があったことが推察される。 また、一緒に移住すると思われていた家族に拒絶され、 子どもの将来を悲観する妻に、こう言い返す。 「勉強では人生は学べない」 いろいろな体験、経験することが「人生」を学ぶということ、 それには「タヒチ」という場所で生活するのも、 誰もが経験できることではないのだから、子どものためになる、 そんな意味なのだろうが、結局、妻には伝わらなかった。 「人生を学ぶ」って発想、なかなか難しいなぁ。
|
|