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2018年04月17日(火) ■ |
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その人の人生を変えてしまうが・・ |
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映画「パッセンジャー」(モルテン・ティルドゥム監督)から。 「passenger」とは、豪華宇宙船に乗った乗客を意味する。 その乗客は120年間冬眠するのだが、 そのうち2人だけが装置の故障で、90年早く目が覚めてしまう。 正確には、男性の1人が装置の故障で目覚め、その後、 孤独に耐え切れず、ある女性を起こしてしまう。 そんな場面設定が新鮮で、メモをした。 例えとして、こんな台詞があった。 「君は孤島にいる、島で一緒に暮らす人を1人だけ選べる。 その人の人生を変えてしまうが・・」 自分の我儘(孤独感)から、一人の女性を人生を変えてしまうことになる、 機械操作の瞬間に見せた、心の葛藤が印象に残った。 「他人の人生を、自分の判断で変えてしまった瞬間」である。 その決断は後戻りが出来ず、言い訳も出来ず、120年後を夢見て この豪華宇宙船を選んだ人間の人生を奪うこととなるのだから。 さて、この物語の結末を「ハッピィエンド」と呼んでいいものか、 ちょっぴり悩んでいる私がいる。
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