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2018年02月02日(金) ■ |
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だからキューピッドは盲目に描かれている |
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映画「美女と野獣」(ビル・コンドン監督)から。 名作ディズニーアニメのこの作品は、 映画に留まらず、ミュージカルなどでも表現されたストーリー、 ご承知のとおり「真実の愛」がテーマに掲げられ、 冒頭、老婆の姿で現れた魔女が、王子にこう忠告するシーンで始まる。 「外見に騙されるな」「美は内面に宿るのだから」 それを無視した王子は、呪いで野獣の姿に変えられてしまうのだが、 呪いが解ける条件は、王子が「愛し愛されること」を学ぶこと。 この「愛し愛されること」が「真実の愛」なんだ、と私は理解した。 また、こんな例えをメモしてみた。 「恋は醜いものを美しく変える、恋は目でなく心で見るもの」と言い、 「だからキューピッドは盲目に描かれている」。 そんな視点で、キューピッドを観察したことがなかったので、 ちょっと嬉しい発見だった。 2人にとって「最高の瞬間が来たら・・」と、その告白のタイミングを 王子の周りの人たちがアドバイスしようとしたら、 本当の恋をしたことがない王子は、その会話をさえぎり、 「(その瞬間を)どうやって知る?」と聞き返す場面があるのだが、 部下たちは彼にこうアドバイスをした。「胸が苦しくなる」。 さすが「恋愛」をテーマした名作だけに、台詞も抜群だと思う。 最近、アニメの奥深さに、ようやく気付いた気がする。 ミュージカルも観たくなったなぁ。
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