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2017年01月12日(木) ■ |
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沿岸警備隊は必ず出勤しますが・・戻るとは限らない |
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映画「ザ・ブリザード」(クレイグ・ギレスピー監督)から。 「事実に基づいた物語」の表示で始まる作品は、 どうしても、事実にどれだけ忠実なのか、さらに、 監督はこうした事件・事故のどこにスポットを当てて、 視聴者の私たちに、何を伝えたいのかが知りたくなる。 実は、この作品も同じだった。 夜の海、それも大荒れの海が舞台だから、画面全体が暗い。 陸上や部屋の中のシーンでさえ、明るい映像は少なかった。 その中でメモした台詞は、監督の伝えたかったことなのか? そんな疑問まで持ちながらの鑑賞となってしまった。 選んだ台詞は、実際にあった話として 「沿岸警備隊は必ず出勤しますが・・戻るとは限らない」。 ただ、こんな大きな事故ではないにしても、 毎年、毎月、海の上の事故は発生しているだろうから、 その度に危険を承知で行動し、陸上の消防士と同じように、 家族は常に、ハラハラドキドキの日々を過ごしている。 仕事に真摯に向き合っている夫(恋人)を誇りに感じながらも、 何もあなたが無理しなくても、という感情が入り乱れる様子は、 こういったドラマにはつきものだ。 消防や救急、自衛隊(海外では兵隊)がドラマになりやすいが、 海上の沿岸警備隊も、頑張ってますよね、監督。(笑)
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