≪ ≫ 初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2016年09月14日(水) ■
(一人になると)匂いが恋しくなるものなの

映画「惑う After the Rain」(林弘樹監督)から。
以前、紹介した作品であるが、母親役の女優・宮崎美子さんが、
嫁入り前日の娘(佐藤仁美さん)に、これから迎える
夫婦生活について話す場面が印象に残った。
夫が生前着ていた「ハンテン」を、愛用していたからを理由に
お棺の中に入れたことを悔やむシーンである。
「(一人になると)匂いが恋しくなるものなの」と、
匂いの沁みついた衣装に顔をうずめる回想場面は、切なくなった。
そして「彼とはよく話しなさい。何でもいいから、沢山話す。
匂いは消えちゃうけど、声は消えないから」と娘に諭す。
たしかに、現代の技術でも「声」は録音で保存できるけれど、
「匂い」は、なかなか残すことが難しい。
ただ消えるのではなく、記憶が弱まるだけで、
何かの拍子に嗅いだ瞬間、鮮明に思い出せるのは「匂い」であり、
五感の中で一番刺激的、匂いフェチの私は、そう思う。(汗)
それは、もう何十年も前に他界した父親と、
小さいころ一緒に入った「お風呂の入浴剤」の匂いだったりする。
どうして、こんなに記憶能力が強いのだろうか。

P.S.
しもさんって「匂いフェチ」なんだ、という突っ込みは不要です。