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しもさんの「気になる一言」
しもさん
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2008年12月21日(日)
否定し、拒否し、怒り、落ち込み、受け入れる

書籍「た・か・く・ら」(嘉門達夫著・扶桑社刊・196頁)から。
先日、著者本人の握手とサイン入りでゲットし、やっと読み切った。
仲の良かった同級生「高倉」の死を必死で受け入れようとしている、
可笑しくも切ない友情物語。
その中で、選んだのは・・この流れ。正確には
人は、余命を宣告された時、
まず最初は「そんなはずはないよ」と否定し、
「それは間違いだろう!」と拒否し、
「何故、自分なんだ!」と怒り、
「どうしようもないのか!」と落ち込み、
最後に「仕方ない」と受け入れるべきらしい。という一連の表現だった。
人間の心の動きが、短いフレーズの中に、凝縮されている。
同じ年代に生きた者しかわからない、大阪万博の思い出も蘇ってきた。
私が彼の歌を好むのは、私と同じ視点の人間ウォッチングが多いから。
笑い飛ばすようなフレーズの後ろに、なんだか切なさを感じるからだ。
「人生スポットライト1回説」に納得しながら、
どれだけ、そのスポットライトを浴び続けることが出来るか、
いつ、そのスポットライトを浴びるのが幸せなのか、
そんなことを考えながら、読み終えた。
親友の死をテーマに書かれた私小説なのに、なぜかスッキリ感が残った。
是非、御一読を。