〜 女房の呟き 〜
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 秋の花々

冬に向かうこの季節。
日毎冷えを増す空気に、似つかわしい花が咲く。
どれもこれもが儚げで、忍ぶように風に揺れる。
美しいよな、淋しいよな。

鬱陶しい程の芳香をまき散らす金木犀は、
しかし、ちまちまと群れなし咲くよ。

花と生まれて、密やかにある。
それもまた、花のさだめと思い知れども。


2001年10月01日(月)
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