2002年02月27日(水)
実はこんな話だった! いろは歌バージョン?
送り物、蝶の影のいろは歌の、名前だけですがもとがあります。 もちろん話の筋はもとらしいもとはないです。 名前だけです、名前だけ。 今日はそれを。 決して走り書きがめんどくなったからではありま……す。(おい) れっつらごー。
― 気づかなければよかったのに… ―
「……なんで人のパソコンを覗き込んでるんだい」 「ちょうど目に入ったから」 「あっち行ってくれないかな」 「イヤ」 「…どうして」 「くんがなに書いてんのか気になるから」 「…くん?」 「そ。名前教えてくれないから、最後のくんだけで言ったの」 「…………、あんたに俺の名前を教える義務はない」 「人にものを頼むときは自分から名乗ってからにしなきゃ」 「んなの知るか。とにかく見るな。あっち行け」 「どうして?」 「あんたには関係ないし、見られていると俺はできないんだ」 「じゃぁこんなところでやらなければいいのに」 「俺の勝手だ」 「じゃあたしが見るのも勝手だ」 「どうしてそうなる」 「この会話、不毛じゃない?」 「それには賛成だけど、あんたのせいで始まったんだろ」 「じゃーわたし、い〜ち抜〜けた」 「………。ほらあっち行った行った」 「ここ座ってもいい?」 「言う前から座るな」 「なに書いてるの?」 「……。仕事だ」 「あ、今こいつ何様だって思ったでしょ。顔に出てた」 「そりゃ隠そうともしなかったからな。………あーもー仕方ないな」 「あれ、なんで片付けちゃうの?」 「帰るんだよ」 「来たばっかりなのに?」 「……なんで知ってる」 「紅茶まだあったかいみたいだし量も多いから」 「2杯目かもしれないだろって飲むな!」 「うーんおいしい。ほらね?」 「?」 「そんなに慌ててない。つまり間接キスじゃない。っていうことは、くんはまだこれを飲んでいなかった。 ここって紅茶のおかわりは同じカップに注いでくれるだけだしねv」 「……………」 「帰っちゃうのー?」 「書けるわけないだろあんたみたいのがいて」 「でもいつもと違う環境にいるとなにか閃くかもよ」 「閃いたとしてもあんたの世話にはなりたくないね」 「別にお金取るなんて言ってないからさ、樋越托斗(ヒゴシ タクト)さん」 「…………なんだその変な名前は」 「自分で自分の名前を変なんて言ったら、余計にばればれだよ。わたしね、津鬼さんのファンなの」 「…………………、わかったよ。降参だ。そうだよ、俺は樋越托斗だよ。だから?」 「だから樋越さんのファンでもあるの。樋越さん本人だってわかったのは、パソコンに映ってた文章見てぴぴっときたから」 「そんなのでよくわかるな」 「もちのろん。わたし津鬼さんラブだから〜ぁv」 「…ありがとう」 「だからもーちょっとここにいようよ。ね?」 「……………。あーあーわかったよ。いりゃいいんだろいりゃぁ」 「さっすが話がわかる♪」 「ところで…あんたの名前は?」 「ファンレターから探して。送ったことあるから」 「卑怯だな。……いや、待てよ、ひょっとして……あんた……尾口ほのさん、か?」 「うわぁ当ったりー。ぴんぽーん。よくわかりましたね、嬉しいな〜」 「住所近いなぁとは思ってたけど……そうか、あの尾口さんか」 「そうそう、その尾口さん」 「影幽かシリーズと幻蝶々シリーズの新刊が出るたびにびっしり書き連ねたファンレターと、 わたしの想像した津鬼さんっていうポスター大のイラストを描いて毎回一緒に送てくれる、あの尾口ほのさんだろ?」 「……それじゃまるで迷惑かけてるみたい」 「あとがきによく君のこと書いてるだろ」 「え? じゃあの担当E氏が楽しみにしてるっていうのってわたしのだったの?!」 「………まさか自分以外にポスター大イラスト送りつけるファンがいるとでも思ってたのか?」 「わたしだったらいいなーとか思ってたけど、そっかーわたしだったんだー、嬉しいなー♪ あ、じゃぁあれ全部仕事部屋に置いてあるんだ!」 「そうなんだよなぁ、江藤さん持ってっていいって言ってるのに持ってかないからなぁ」
ここでおしまいです。 うぉ、意味不明だー。題名からして。(汗) ついでにいろは歌の題名もこれもとだったりしないでもないんですよね。(苦笑) 愛宇は、前に他の案で浮かんでたやつで。 あれ消しちゃったかなぁ。 ではさよなら。(おい)
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