木陰で遊ぶぞ〜!



2001年12月14日(金)

今日も走り書き〜。


ちょっと実験的に。
忙しい時期はとりあえず終わったんで。
短ファを悩みつつも、すっかり葉の落ちた、木陰というには淋しい気もする。
遊ぼうかな…と、思った。
レッツゴー。




手の上の球にそっと唇を寄せる。
手の平で感じるのと同じひんやりした、すべらかな感触が、唇から伝わってくる。
顔を離した瞬間、球が震えた。
薄く微笑んだ頬に押し付ける。強く、抱きしめるように。
――ねぇ、聞こえる? わたしの声が。
――………。
――よかった。まだ、話すのは無理そう?
――………。
――そう……。でももうすぐ出来るようになるから。なんとかするから。だから、もう少し待って。
――………。
――心配、してる?
――………。
――ありがと。……愛してる。
――………。
――これから、また行ってくる。次もうまく行くといいんだけど。待っててね。
――………。
――行ってきます。
――………。
球をやさしく箱の中の布に沈めて、もう一度キスをした。
彼は閉じ込められた球を震えさせることで、愛しい恋人に返事を返した。
「絶対に、貴方をここから出してみせるから」




なに? ふぁんたじー??
よくわっからーん。どうやら水晶玉にでも男が封印されちゃってるみたいね。
あーうー短ファむずい…。
ついでにもひとつレッツゴー。




安物の玩具(おもちゃ)みたいだ。ちょっとの力でおもしろいぐらいにぽきぽきと簡単に折れる。
でも玩具(おもちゃ)って、こんな音と液、出すっけ?
そっか、これって新開発された玩具(おもちゃ)なんだ。
買ってないけど、後で代金払えば大丈夫だよね。
そういえばこの液の色、なんていうんだっけ?
あぁそうだ、たしか赤っていうんだ。ママが言ってた。
これ、みんな液が詰まってるみたい。
あれ? もう全部折っちゃった? あーあ。
ちょっと汚れちゃった。よく洗わなきゃだね。




……な、ななんだこいつはぁ?!
こわーい。ホラーだー。巨人よー。
ついでにこの玩具(おもちゃ)って、人間v
…………
…………
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ぎゃ――――!!!!

   


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