ひっそりと、徒然なるままに

2005年01月27日(木) お魚になった私。

退院してから早いもので一週間がたとうとしています。なので忘れないうちに その時の様子を日記に書いておきたいと思います。(手術や病院が極度に恐い人は読まないでね)


手術当日、私は午後二番目の予定だった。午前中に点滴を入れ落ち着かない時間を過ごす。午後二時ごろになり看護師さんが迎えに来た。意外と早く呼ばれたなと思いながらエレベーターに乗り 手術室に向かう。

最近は、ストレッチャーでは行かないらしい。歩いて行く。手術室の前で家族と別れる。ここで 逃げ出す人とか泣いちゃう人とか居ないのかなぁと考える。実際私は「じゃあね」とは言ったけど ダーリンや娘の顔をあまり見れなかった。

そして奥へ進むと二人の若い看護師さんに「今日担当させて頂く○○です」と挨拶をされる。いよいよ、まな板の上の鯉となるのだ。手術室は、14畳くらいの広さの部屋で 既に麻酔医が居た。

早速 看護婦さんに促され 手術台の上に乗る。素早く 血圧計などが装着され、私の心音らしい音が静かな部屋に響き始めた。看護師さんが「では、横向きに寝て エビのように背中を丸めて下さい」と言った。

それって腰椎麻酔?腰痛麻酔をすると思わなかった私は、動揺した。麻酔医の先生が、背中の表面にチクリと注射を打った。その後 腰痛麻酔だ・・・と思うと、私の緊張はピークに達する。痛いって誰かが言ってたよな。どうしよう。恐いよ。私の心音は、心の動揺を表すように どんどん早くなって行く。

「少し、押されますよ」看護師さんが言った。次の瞬間 両足が痺れ始めた。なーんだ、特別痛くなかったよ。でもその後 上を向いて下さいと言われても 足が動かない。そこに見えている自分の足が 他人の足のようで 妙だった。

「では、全身麻酔のお薬を点滴から入れますね」と誰かが言った。同時に酸素マスクがかけられる。『1、2、・・』まで数え 3を数えたか、数えないかぐらいで、私の意識は無くなっていた。

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