女房様とお呼びっ!
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2008年02月17日(日) 外弁慶

起き抜けに、イリコの日記を読んだところが、一気に目が醒める。
いわく「私は初対面の人と話すのが苦になりません。」だとか。
えっ!?そ、そうなの??知らなんだ……
まるきり素で驚いてしまった。


以前ここに彼のことを書いたとき、主にそのとっつき悪さをあげつらっては、
>ひょっとしたら、ノリのいい社交的な人かもしれないね(笑
なんてフォローしたけど、本心は、んなことあるわけないやぃと思ってた。

や、もちろん、私といるときの愛想のなさは、
彼一流の奴隷の美学(笑)の顕れであることは理解している。
くわえて、立場的に自ら話題をとりづらいとも思う。

それにしたって、あそこまで徹底できるのは、
やはり元からそういう質なんだろうと思い済ましてたのよね。

だから、時折彼が日記とかで、
私には与り知らない社交ぶりを書いてるのを読むにつけ、
どこか合点のいかない、不審に近い違和感を感じていたのだけど、
こうまで書かれたらやっぱ納得するしかないのかな(笑。
……いや、正直まだホントかよ?とか思ってんだけどw


と、ここでまたまた古い記憶が呼ばれる。

高校生の頃、私はあまり家で喋らなかった。
年頃ゆえでもあったろうけど、それよりも、
表で友達とさんざ騒いで精魂尽き果て、帰ってまで喋りたくないてな事情で。

それが、あるとき、
友達と電話でくっちゃべってるところを母親に見られてしまった。

確か、大学受験もたけなわで自宅待機が続いてる頃だったと思う。
普段家で喋らないのが、漫才ばりに馬鹿話してたものだから、
バツの悪さにひどく焦って電話を置いた。
当然、そんな長電話して…と咎められるとも思ったしね。

が、母は怒ることなく、半笑いで溜息ついただけだ。
恐らくは複雑な心境を、ただひとことに乗せて。

「あんた、そんなにしゃべる子やったんやねぇ……」


今にして、あのときの母の気持ちがわかるような気がするw
 


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