女房様とお呼びっ!
DiaryINDEXpastwill


2005年01月25日(火) そんなコト訊かれても…

2004.11.15〜の一連の(断続的な更新ながらw)記事は、
実のところ、先の記事で少し触れた、とあるM魚との交渉に行き詰まった折から、
止むに止まれず書き始めたものだ。

確かに、特定個人とのやり取りなら、メールで行うのが道理ではある。
まさに彼に向けて、色々思うところもあったのだから。
しかしながら、それを直に伝えるに気が進まなかった。

今更言い訳がましいが、その最前までメールを介し、それなりに言葉を尽くしたつもりだ。
もちろん、彼も、毎度真摯に綴った長いメールを寄越して下さった。
が、各々の労力に見合う意思の疎通は一向に得られず、
ある質疑を受けた時点で、ついに私は途方に暮れてしまった。



彼が私に問うたのは、

> 貴女にとってのプレイパートナーとは?
> 貴女のサディズムとは?
> 相手に求めるマゾヒズムとは?

という、抽象的ながら、極めてベーシックな質問である。

もちろん、それぞれに解はあるし、実際これまでテキストで開陳してきたものばかりだ。
だったら、改めて答えてやれよと思う向きもあるかもしれないが、
極めて私観ながら、これらの仔細を現実に交渉している場で言い垂れることに、正直抵抗がある。
それは、彼に限ったことではなく。
だからこそ、こんな所でウダウダ語ってきたワケで。

事実、過去に関係したM魚には、そんなこと訊かれたこともないし、答えたこともない。
それだけで困惑するに充分だったが、それ以上に、
今更そんなこと訊いてどうするんだろう…という疑問、更に言えば不快の念が心に満ちた。



なぜ不快に思ったか。
これまた独り善がりな物言いとなるが、その質問はあたかも、
まんこの具合を訊かれたかのようで、言い知れぬ違和感に苛まれてしまったからだ。
この次第について、我ながら、おかしな感覚かもしれないと思う。
けれど、そう感じたのは事実なので書く。

このときのメールで、彼は同時に、
自身にとってのプレイパートナー、自身のマゾヒズム、彼が相手に求めるサディズムについて、
事細かく考察し、説明して下さっている。
つまり、それらの考察の延長に、呼応すべきS側としての解を求めたわけだが、
これが私にはどうしても引っかかった。

彼には言葉を尽くす労を頂いたが、しかし、
それらの殆どは既に承知の上で、これまで交渉してきたつもりだ。
要は、わかりきったことだったのだ。

翻って、彼にとっても同様だと思っていた。
だからこそ、
「リアルでSMの話がしたい、出来ればその延長線上でプレイの可能性も探っていきたい」
とご提案頂いたのだと思い済ましていた。

しかしながら、このご提案自体、単に言葉の解釈のみをとらえても、
彼が込めた思惑と受け取った私の了解は食い違っていたのかなぁと今にして思う。

後に、プレイだけの関係に係る各々の認識に、根本的な齟齬が露見することになったにしても。



少々短絡に過ぎるかもしれないが、一旦話をまとめよう。
なにゆえ、先の質問を受けて「まんこの具合を訊かれた」ように感じてしまったか。

男と女がいれば、まぐわうことが出来るように、SとMがいれば、SMプレイは成立する。
けれど、男と女が、SとMが、出会い頭に交合したり、プレイをすることはない。
たとえ、ゆきずりで行為するにしても、相手を特定して、口説いたり交渉したりする。

このとき、男はその女を、女はその男を、各々欲情できる対象として見なしている。
同様に、SとMにおいても、
既にSは相手のM性を、Mは相手のS性を認めた上で交渉しているのではないか。

これが私のリアルな感覚で、ゆえに、
先のメールで彼が仔細に語ったことを、「わかりきったこと」と感じ、
同じく訊かれたことについても、「今更なぜ?」と不可解に思ったのだ。

いささか暴論になるが、もう少し砕いて言う。

男女が交合を期して、口説き口説かれるとき、
まぐわうべき性器が各々に備わっているのは、言わずもがなの大前提だ。
なので、各々のちんこの具合、まんこの具合を披瀝しあうことは(殆ど、笑)ない。

すなわち、SとMが交渉に及ぶとき、
各々のS性M性は、既に、ちんこまんこに相当する大前提であろうと。
それを改めて問われては、まさに、まんこの具合を訊かれたようで困惑してしまったのだね。



もちろん、誰についてても大体同じのちんこまんこと、
個性に等しく各人各様のS性M性を一緒くたにするのは、あまりに乱暴だと承知している。

が、無理にも、そうなぞらえないと自身の感覚を説明できないので、敢えて同列で語った次第。
ご不快に思われる向きも多々あると思うが、あくまでも私の感覚であるをもって、
どうかご容赦のほど。


女房 |HomePage

My追加
エンピツ