女房様とお呼びっ!
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2002年01月15日(火) 昨日記事についてのお詫びと補足説明

昨日記事「イカサレちゃうオトコたち」については、またも大勢さまに閲覧頂き、誠にありがとうございました。また、当記事に対し、コメント下さった皆さまには、心より御礼申し上げます。

ただ、記事内容うち、

>オトコが「イク」のは何も、ちんこを刺激して射精に至る、ばかりじゃない

との記述に対し、疑問を抱かれた方も少なからずおいでのことと思います。メッセージにて、これが私の誤認である旨、ご指摘下さった方もおいでです。ここに至り、皆さまの理解を混乱させたことをお詫びするとともに、ご厚情賜りましたことに、深く感謝する次第です。

そして、この場からではありますが、上の記述ならびに記事をなした主旨などにつき、補足のご説明を申し上げます。


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まず、「イク」という状態を、性感の昂揚がもたらす生殖器に起こる反応(反射)と見た場合、女性ならば「子宮や膣の収縮」という性反応に、男性ならば「射精」という性反応になると考えるのが、一般的ですし、私もそう承知しています。ですから、この見地において、男性が射精に至ってない状態を「イク」と表現するのは間違いだと、私も考えます。

ただ、みーなさんのご投稿にもあったように、陰茎を直接刺激することなく、男性器以外の性感帯や、射精反射を促す部位(主に前立腺と考えられています)を刺激することで、「イク」性反応(=射精)が得られることも、経験上観察しています。もちろん、この場合は、射精の事実をもって「イッタ」と認識していいと思います。

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では、私が実体験上観察した、ウケ側の男性の身体に起こる、射精を伴わない著しい変調は、何だったのでしょう?先の繰り返しになりますが、一般的な「男がイク=射精」とは、次元の違う身体反応であることは、明白です。しかしながら、性行為によってもたらされたことも、また事実です。

もっとも、この性行為は、SMプレイという特殊な性行動であり、彼らはM側に立つことで、積極的に受動を指向した事情があります。更に、少なくとも私が与するSMプレイは、射精を重要視しない傾向にあり、M側もそれを承知しています。記事中で僅かに触れましたが、この変調を招いた大きな要因は、その状況下における彼らの心理状態にあるのかもしれません。

勿論、私の行為自体は、彼らの性感を刺激して、性的快感を高める方向を目指しています。その結果、動悸や呼吸の変化などが起こり、快感を感じていることが認められます。ところが、性反応としての勃起を示さないことが結構あるのです。つまり、性的快感、性的興奮が、性反応に直結しない状態が起きるようなんですね。

彼らが特に勃起不全ではないことを鑑みると、この状態は、やはり心的要因に大きく負うのかなと想像しています。ですから、この状態の延長に生じる「射精を伴わない著しい変調」は、心理や精神状態が、より顕著に身体状態に現れたと考えられます。つまり、性感の昂揚が、一般的な「イク」のように、直接的な身体反応を招いたのではないと言えましょう。

けれども、その時、彼らが性感に起因するエクスタシーに達していたのは確かのようです。また、私の甚だ感覚的な実感ではありますが、彼らがまさに「イッタ」ように感じるのです。そこで、この状態をも「イク」という言葉に置き換えた次第です。ここに、「イク」の本来の語意とのずれが生じたことを、改めてお断り申し上げます。

・・・・・

確かに、記事中でお話ししたのは、特殊な事例だと思います。しかし、彼らの性感自体が特殊だとは思っておりません。個人差はあるにしても、普通の(笑)男性にも性器以外の性感帯があると考えます。ならば、男性も受動側に回ることで、それらのもたらす性感を享受出来れば、性行為はもっと豊かになるだろうと思うのです。

SMプレイや、男性がM側、ウケ側を指向することに抵抗のある方は多いと思いますが、男性の性感の可能性の極として、そんなこともあるんだとご理解頂きたく、お願い申し上げます。そしてまた、この可能性が、些かでも各々さまの性行動のヒントとなれば、存外の幸いと思っております。


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ここまで、長々お読みいただき有り難うございました。

なお、この話題に関連する過去記事につき、宜しければご覧下さいませ。
→ 「イッタあと」


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