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| 2001年09月16日(日) | 愛もてテキストを綴ろう |
ガッコのおベンキョとしての「国語」。成績をつける為に、テストがありました。
しっかし、国語のテストってのは胡散臭かったですよね（笑）設問の立て方とか。
例えば、詩歌において「この主題を５０字以内でまとめなさい」とか。うむむ〜。
言葉の、まして詩歌の受け取り方なんて人それぞれなのにね。正解はあるのか？
ま、作者にとっての正解はあるんですね、実際。何をか言わんとして綴っている。
けれど、一旦手を離れた言の葉が、手にした他人に何を思わしめるか？ってのは、
予測不能な領域です。もちろん、なる丈伝えるべく、言葉を選んでいるにしても。
殊に詩歌においては、隠喩だの反語だの省略だのの思惑が文言に込められます
だから、詩歌の読みとられ方については、作者も一種の賭をしているとも言う（笑
・・・・・。
ここ数日の私的諸般の事情にて、「Ｒに捧ぐ」という散文詩を断続的に掲げました。
ご覧頂いた方には、分かり難い記事だったと思います。今更ですがお詫びします。
それでもなお、各々様に親身にご理解頂いた事に感謝するとともに、各々様なりの
「受け止め方」についても、謙虚にありたいと思います。有り難うございました。
しかしながら、作者の悪あがき、まるで無粋な所業と自覚しながらも、今いちど、
私の主題した所をご説明申し上げたいと思います。イヤハヤ、申し訳アリマセン。
我ながら、みっともない真似ダワネと呆れてます。ただ、言い訳がましいですが、
主題が、「Ｒ」なる私の大事な友人にあるをもって、ご寛恕頂ければ幸いです。
・・・・・。
Ｒと出会ったのは、もう５年も前です。共通の友人を介して、電話を頂きました。
どこか不安定な印象を受けました。それは、後に対面を果たしてからも続きます。
不思議でしょうがなかったです。３０半ばにもなって、ドウシタンダロウって。
当時、彼女に言われた言葉をよく憶えています。アナタって邪気のないヒトね・・・
穿った捉え方でしょうけど、その評価は「私には邪気があるのに」と聞こえました。
実際、付き合いが進むにつれて、私には彼女がいよいよ解らなくなっていきます。
もちろん、同時に色々見えてくる物もあり、やがて私は一つの結論に達しました。
Ｒは、彼女に内在する多面的な自身を、様々な場面でアウトプットしてるのだと。
誰もが多面的な自分を内包しますが、これを表に出すのは、容易ではありません。
特に、ネガティブな部分を人目に曝すのは勇気が要るし、常人はしたがりません。
それを易々と行うＲに、私は類まれな才能を見ました。羨ましいとも思いました。
一番最初に掲げた「Ｒに捧ぐ」は、この才を称えたいと著した物です。友人として。
・・・・・。
Ｒは今、表現者として生業してます。この５年、自ら環境を一変させた結果です。
彼女の才能が世の中に発信されるのは、本当に喜ばしいことと、応援しています。
けれど、表現者たる常として、Ｒが悪意ある批判に晒されることもあるのですね。
とりわけ、アグレッシブにエロを表現するＲに対する非難は、容赦ないでしょう。
「Ｒに捧ぐ��」は、逆風の中で戸惑う彼女にエールを贈ることを意図しています。
「エロを蔑むオトナ」は、エロが主題だというだけで、Ｒを否定する人を指します。
各人が主体たるエロを、一般論に頼り、他人事の様に語る彼らについて「貧しい」
と感想し、更にはＲのエロにまで、そのやり方で干渉するを貧しいと表してます。
これを「客体においてもなお」と表現しました。敢えて反復する語を省略してます。
つまり、XPさんのご質問にあった「貧しさ、虚しさ」は、私の主観の部分ですが、
「相対論／主体／客体」といった言葉を弄した為に、混乱を招いてしまいました。
んー、手に余るシカツメラシイ言葉を用いたツケが廻ったようです。スミマセン。
当段落以降の蛇足な解説ですが、二段目は私自身がエロを肯定する姿勢を表し、
４段目はＲの表現者たる姿勢を、５段目はＲと批判者の対抗についての感想を、
６，７段目は「勇者」たるＲの姿勢を称え、最後の目撃者とはＲの支持者です。
・・・・・。
続けて掲示した「Ｒに捧ぐ��」は、彼女の私的な部分を私なりに暗喩した詩です。
グリム童話の「いばら（＝眠り）姫」に題をとって、彼女を姫になぞらえています。
これまでの付き合いで見聞きした、彼女の生い立ちや心象を抽象的に著しました。
その上で、彼女の安らかで幸せな将来を祈る言葉を捧げたいと意図しています。
その祈りを、最終二段に込めています。彼女に良きパートナーが現れて欲しいと。
「遠き国より出し王子」は、元の童話の通り、彼女の恋人たる男性を指します。
その恋人に、長年彼女を苦しめてきたトラウマや苦悩を断ち切って欲しいと願い、
つまりは、彼女自身に眠れるような穏やかな幸いが訪れて欲しいと願っています。
・・・・・。
長々とツマラナイ解説につき、お読み頂き有り難うございました。 m(__)m
・・・で、当記事掲題は、いつも自戒として胸に留めている言葉を掲げてみました。
