DiaryINDEX｜past｜will
| 2001年09月02日(日) | トーキョー／祈り |
二十年前、地方から東京に出てきたアタシは、
トーキョーなら何でも出来るかも、と思いました。田舎者らしく。
と同時に、トーキョーが怖くて、びくびくしてました。
新宿 ・ 歌舞伎町は、当時よく行ったトーキョーです。
あの喧噪の中を歩いているだけで、都会人になれた気がしてた（笑）
時が経ち、そこに金や色の猥雑さを見る頃に、足は遠のきましたが。
昨日のＴＶ画面に映し出された、火災事故の現場は、
当時のアタシのトーキョーを思い起こす、懐かしい風景でした。
それぞれの煩悩や夢をトーキョーに託した人達が、煙に巻かれました。
生地に遠く、暮らしの場から離れた、束の間の街で、
金と欲と色に懸命なおねえちゃんやオトコ達が、亡くなりました。
どんなにか悔しかったろうと、胸が痛くなります。
一刻も早く、ご家族や近しい方々と対面が叶うことを祈ります。
コンナコトニナッチャッテ、ツラカッタロウ・・・と、泣かれて欲しい。
トーキョーが愛しい人を奪ったのだと、怒りに涙して欲しい。
陰ながら、亡くなった皆さまのご冥福をお祈りします。合掌
