女房様とお呼びっ!
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2001年08月24日(金) 史上最悪の失策 #1

まぁね、テレコミ遊びも10年余れば、ヤナ事も結構あったよ。女の立場でもね。
もちろん、意図的に或いは無意識に、相手にヤナ事したこともある。お互い様サ。
M魚相手なら、そんな憂いはないだろって思うかな?・・・んなこたぁないよ(笑)
「SMは非日常」なんてお題目を唱えて、誠意までも捨て置く輩が、結構居るんだ。

すっぽかしは多いし、出鱈目の連絡先を教えられて、ゆきずられたこともある(笑)
対面の有無に関わらず、悪戯電話寄越すのも、圧倒的にM魚が多いねぇ。あはは
ま、偉そうなこと言ってるけど、私だってすっぽかした事はあるよ。ゴメンよう。
あとさ、セックスと違って、いざ行為となって決裂する事も多いよね。仕方ない。

行為の途中や最後でMが「ただの男」に変身して、険悪になった事もあったなぁ。
コレ、身近でも類似の話を聞く。S女同士で情報交換して、自衛したりもしたよ。
相手に、端から悪意がある場合は厄介だ。女王様を犯してやるって、悪趣味な輩。
幸いに、その難は免れてる。私が遭遇したのは、単に相手がキレただけだった。

だから、冷静に気を集中して臨めば、どうにか鎮火出来たのよ。結果論だけどね。
そりゃ、オッカナイし、緊張もするよ。でも、私、逆境好きだからさ。燃えた(笑)
たかが性愛、たかがエロ。とは言え、リスクも承知の上で遊んでんの。面白いよ。
ところがさ、奴との成り行きには、正直頭抱えたね。非常にイタイ経験だった・・・。

・・・・・。

奴と知り合ったきっかけは、私が生まれて初めて入室したチャットだったのね。
初体験でオロオロするうちに、個室へ案内されて、話して、結構イイ感触あって、
その後、暫くメール交換してたんだけど、彼の返事が途絶えたきりになってた。
それから半年後、別の2ショでばったり会った。正直、嬉しかったさ、私はね。

大都会の真ん中で、旧知の人に遭ったような親密さを感じて、話に花が咲いたわ。
互いのフリーな日取りが一致したのも巡り合わせみたいで、迷わずアポ取ったの。
電話番号も交換して、対面を果たす。好みじゃないけど、まぁまぁの男じゃん。
気合い充分な私達は、お茶もしないでラブホを目指す。ま、当然の成り行きネ。

部屋に入ってから、しばしお喋り。やはり私のタイプを少し外してる、と気付く。
でもま、気付いてもヤリタイ(笑)てか、もう体勢としては走り出してるワタクシ。
予め、有り体な芝居がかった設定は好まないと聞いていた。OK、いいわよう・・・。
穏やかに話を続けながら、徐々に服を剥いていく。奴の反応を注意深く見つめる。

・・・ありゃ?照れ笑いしてるよ。んー、羞恥系じゃないのか?入りにくい体質か?
ま、いいや。初対面だし、仕方ない。性感刺激すれば、入るでしょ。焦らず続行。
目を瞑らせて、顔面のポイントにタッチする。うっふふ、これでモッテケルはず。
(そそ、この方法、男相手だと相当に威力を発揮すると思う。試してみてね、笑)

全裸にしておきながら、首から上だけを執拗に撫で続ける。ホラ、スゴイデショ?
奴の下腹を見遣ると、結果は明らかだ。よしよし、随分入ってきたネ。いいぞー。
目を開けさせて、瞳の様子が変わっているのを確認。コレコレ!私も欲情するワ。
そしてキス。顔のあらゆる部分に。奴の頭を掻き抱いて。調子出てきた。イエス!

未だ椅子にかけたままの奴に、声を掛ける。イツマデソコニスワッテルツモリ?
それを合図に、奴がのろのろと床に跪く。手近になった奴の頭髪を掴み上げる。
あっさり上を向く奴の顔面。唇の端に手を添えて、ぽかりと開いた穴に唾を吐く。
奴の虚ろな瞳に、陶然とした色が浮かぶ。ノミナサイ・・・奴の喉仏がこくりと動く。

・・・・・。

ややや、ポルノチックになってきたわ(照)・・・最悪の結末は、次回に続く。


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