女房様とお呼びっ!
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2001年05月10日(木) 怪魚ちゃっぴー

ワタクシが釣り糸を垂れるM魚漁場は、実際問題として大変に狭い。

なので、手応えよろしく「をっ掛かった♪」と思っても、
実は以前に釣り上げたものの気に入らず、リリースした魚であったりする。
しかも奴らは釣りの好適ポイントを心得ていて、年中回遊しているのだ。
そして厄介なことに、長年漁に出ていると、
その回遊魚たちと何やら因縁めいたものまで生まれてしまう。

・・・・・

先日来、激しく発情ちうのワタクシは、久しぶりに投網漁に出た。
釣り人としては些か手荒な手法だけれど、爆発した煩悩は止めようもなく。
「どれ、旨そうな魚は掛かったかな?」と気忙しく物色中、またも、
奴が網の中にいるのを発見した。奴の名は『ちゃっぴー(仮名)』

愛称をつけちゃう程にお馴染みの魚なのだ。何てことだ!!
何年ぶりだい?まだ生息してたのか?ををーもう40を越えたのか?
女房はどうした?離婚したのか?まだ会社は潰れていないのか?
どーでもいい魚のはずなのに、妙な愛着がわく。まさに怪魚。

ちゃっぴーとは稀代の因縁、SMに足を踏み入れる前から面識がある。
十何年も前のこと、ノーマルテレクラで知り合って、派手な店で飯を喰った。
さすがに寝るには至らなかったが、そのあまりの怪しさが記憶に刻まれた。
数年後、SM絡みの女友達の口から、奴の本名が飛び出し驚いた。
また数年後、SMテレコミでまたも奴に遭遇した。

嗚呼ちゃっぴー、アタシはちっともキミの事が好きじゃない。
なのに、奴の怪しいMオーラがワタクシに返信メールをしたためさせる。
「結構な因縁ね、またいつかどこかであうでしょう・・・」
しばらくして、返信メールが届く。
「そうそのとおりボクはちゃっぴーです。デートしましょう!」

こんな奴だ。


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