去年の暮れに、会津に行きました。
白虎隊で有名なのは知っていましたが、
幕末自体にそう興味があるわけではなし、予備知識はほとんどなく。
JRの広告に、「会津に三度泣かされ・・・。」というのがあって、
去年秋ごろから目にしていたのですが、
温泉宿の脱衣所にはってあったポスターを熟読して、
ようやくその意味がわかったくらいです。

会津の十訓があって、その最後に、
『ならぬものはなりませぬ。』と書いてあります。
屁理屈をこねようにも、だめなものはだめなんだよ！
と言うのが、このご時勢、なんとなく新鮮でした。

とにかく、なんでも理由がないとだめ・・・という感じの現代ですが、
「ならぬものはならぬ」こともあるんじゃないかと思うのです。
どうして、勉強しないとだめなのか。
どうして、人をいじめてはだめなのか。
そして、人を殺してはいけないのか。

よっぽどの理由があっても、やはり、
「ならぬものはならぬ！」ではだめなんでしょうか。
会津の温泉につかりながら、そんなことを話しあいました。

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