| 2026年10月19日(月) |
専門学校選手権1回戦 京都医健−静岡医療科学大学校 ルネス紅葉−シティフットボールアカデミー |
専門学校とは。高校卒業程度の学力を入学条件とする、職業若しくは実際生活に必要な能力を育成し、または教養の向上を図ることを目的として組織的な教育を行う専修学校のうち、専門課程を有する教育機関である。いわゆる資格スクールとは異なる。
さて、30年以上昔にある専門学校のCMに「なーんも専門学校」というものがあり、批判で取りやめになった。明るい雰囲気を演出した意図があったと思われる。専門学校のもう一つの社会的役割として、中学や高校の学校教育で取り残された子の救済というものがあるだろう。あるアニメ専門学校で講師が「ここを出てもアニメ業界にはほとんど入れないが、社会の中で行き場をなくした子供たちの救済の場だ」と話していた。
もちろん明確に向上心を持って専門学校に進む子もいる。ただ学校社会と実社会をつなぐ場としての専門学校の存在はどうしても「非主流」という色彩が濃い。
フットボール的な話をすれば、「敗者復活戦」である。以前ほど「Jリーガー輩出」を謳い文句とした専門学校はなくなり、業界人育成にシフトしてきている。専門学校を出てもプロ選手にはなれない。そもそも専門学校に進む子は高校生時代には高いレベルでプレーした経験はほぼないだろう。が、全国大会である専門学校選手権を通じて、人生の指針となるべく、自信と誇りを養ってほしい。
さて専門学校選手権は20年間にわたって関西勢が優勝を独占している。履正社系の専門学校が強い。履正社高校は大阪府トップクラスでプレミアリーグにも所属していたことがあるが、実はサッカー界に「履正社」の名前が出てきたのは専門学校が先だ。高校の強化は歴史が浅い。今大会も履正社スポーツ専門学校北大阪校が出場している。今大会の優勝候補も履正社のほかに天皇杯出場歴があり、フットサルでは2回全国制覇したルネス紅葉、栃木シティ系列のシティ・フットボールアカデミー、宮崎情報ビジネス専門学校あたりが優勝候補だろう。その初日、ルネス紅葉対シティフットボールアカデミーのカードが初日1回戦午前中にある。会場のJグリーン堺のレストランは月曜日は定休日なので昼は食べられない。近くにコンビニはない。したがって午前中だけ観戦する。
まずS16の京都医健専門学校と静岡医療科学大学校の試合を観る。大学校とは法的には厳密な名称ではないらしい。防大こと防衛大学校はインカレでの全国ベスト4経験があり、気象大学校は大学校の中でも最も学力を求められるだろう。一方で専門学校に近い大学校もあるということで、今大会にもほかにも群馬自動車大学校がエントリーしている。 レベルとしては等身大の学生さんで、前日に観た高校選手権大阪府大会5回戦(ラウンド32)よりはっきり落ちる。明らかに京都医健のほうが上。大会プログラムによれば、力のある高校出身者はほぼおらず、フィジカルも普通。今大会は90分ゲームでしかも交代自由でも再入場可能でもないのに、大会を勝ち抜ける肉体には見えない。前半で3−0。ピッチ移動してS15へ。ルネス紅葉0−0CITY FOOTBALL ACADEMY。こちらは大阪府高校ラウンド32の平均よりは上か。シティは当初プロのアカデミーという体で売り出したが、しかしプロ輩出レベルではない。とはいえ今の専門学校のトップレベルは大阪府高校ラウンド16レベルに達している、と同時に関西から優勝カップを奪うのではないか? 後半シティが3点とり、0−3でシティが勝利した。
今大会もレベルを確認出来て満足だ。しかし90分ゲームの連戦というレギュレーションはやはり過酷だ。連戦が避けられないなら、試合時間は考えたほうが良いと思う。
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