2024年10月27日(日) |
高校選手権奈良県大会準々決勝 畝傍−奈良育英 |
高校選手権奈良県大会準々決勝 畝傍高校−奈良育英高校 10月27日 10時 ナラディーアB 人工芝 晴
畝傍 十四十五十番 七番八番 六番 二番四番九番十七 一番
奈良育英 九番十五 六番 十番十八十一 五番二番四番三番 一番
4−3−3の畝傍はアンカーの6番が上手くて運べて奈良育英のトップ下6番をマークする。2番はロングスロー、4番ははフィードがあり、9番には高さがある。10番には突破力があるが、15番はやや消えている。17番は速い。 奈良育英は中盤ダイヤモンド。6番が攻撃の中心。タテに移動してどんどん飛び出す。自ら運ぶタイプじゃないが、パスの起点になる。18番は身体が強いが、全国レベルというほどじゃない。10番はレフティで11番はスピードを生かした突破力がある。15番がセンターフォワードで9番がスペースに流れる。 立ち上がり、奈良育英は強豪校らしく飛ばして押し込む。しかし畝傍も耐えるだけの力はある。奈良育英が押しながらも畝傍が耐える。畝傍は層が薄く、技術のある選手とそうでない選手選手の差が大きい。つまり4番6番14番10番は上手いが、他はどうしてもミスが出る。 前半終盤、畝傍6番が自陣から持ち上がりかけるが奪われ、奈良育英9番に入り、畝傍CB二人がまんまと反転されて間を抜かれてキーパーと1対1を難なく決めて0−1。奈良育英9番は仕掛けるのに、後ろ向きのプレーと決めつけた畝傍のミスだった。これで動揺した畝傍がポンポンと2失点。前半は0−3となった。高校生の精神的もろさが出た。 後半は畝傍がセンターフォワードを8番にしたり右ウイングを5番、右サイドバックに10番を下げたり、いろいろ工夫したがどうにもならず、終盤は9番をトップに上げてパワープレーもしたが、結局0−5で奈良育英が勝利した。 畝傍は戦術的工夫はあったし、なるほどリーグ戦で強いことはよくわかったが、どうしても技術的に厳しく、戦術を実行できなかった。それでも勝算はあったが、失点後の動揺で勝負は決まった。このゲームの勝算は四分六分だったと思うが、奈良育英が抜群のゲーム運びを見せた。チームとしてのカップ戦の経験の差が出た。
|