2024年05月30日(木) |
高校総体滋賀県大会男子準々決勝 近江−守山 八幡商−草津東 |
滋賀県は総体・選手権とも例年1日だけなぜか木曜日開催がある。総体の場合、以前は準決勝が平日開催だった。布引が会場だった。が、総体予選後の男子の近畿大会が歴史的役割を終えてなくなり、男子の総体予選が1週間遅くなった関係で、今は準々決勝が平日開催になっている。ビッグレイク開催。ビッグレイクではスタンドがあるBピッチが第1。第2シードの山となっている。第1シードは前年度選手権で全国準優勝の近江だ。プリンスリーグ関西1部。対するは名門・守山。滋賀県2部リーグだ。
滋賀県高校総体男子準々決勝 近江高校−守山高校 5月30日 11時 ビッグレイクB 人工芝 晴
近江 十番九番八番 十四六番 七番二番五番三番十六 一番
守山 九番七番 十四十番六番八番 二番三番四番五番 一番
近江は相変わらず5−2−3。後方に人数を割いて慎重に守り、なるべくリスクを避けて攻めたい。ただ力関係からボールを持つことが多い。新人戦の時も思ったが、今年は傑出した選手がいない。全国上位を狙う力があるかといえばなかなか厳しいだろう。だが全国で通用する力はある。つまりチームとして底力がつき、真に強い高校になったということだ。ベーシックな力があるから、タレントがいなくても全国で戦える。新人戦は4バックだったが、元に戻ったということは行き詰ったからか、前田先生の指導で得意な戦術を優先したということか。 9番がフリーキックも蹴るエース。8番は中盤にひいてトップ下のような仕事もする。2番はバックラインで最も能力があるように見える。昨年のチームも左ストッパー10はタレントだった。7番16番は攻撃時はインナーレーンに入る。というか、あまり大きく開く選手はいない。 対する守山は守備がルーズ。たぶん指導が足りてない。大雑把なゾーンディフェンス。ちょっと見て厳しいと思った。
12分、近江、インナーレーンに入った7番の左クロスを中で守山DFが被り近江10番ヘッドで決めて1−0。22分、近江7番の左足右コーナーになぜかファーポスト際で2番がフリーでヘッド。2−0。24分にも加点して3−0。アディショナルタイムには右コーナーに流れから守山が不用意なファウルでPK。これを6番が決めて4−0で前半終了。
後半は守山がキーパーの活躍と守備強度が上がって耐える。近江は4番が左アウトサイドに入り、7番がボランチで6番アウトの13番ボランチと組ませたり、10番アウトで11番トップとか8番アウトで14番がトップ下に上がり3−5−2とかいろいろ試していた。で近江は6人変えたがレギュレーションでは5人までのはず。脳震盪交代って高体連ではあったかな?結局4−0で近江が勝利した。
滋賀県高校総体男子準々決勝 八幡商業高校−草津東高校 5月30日 13時30分 ビッグレイクB 人工芝 晴
八幡商 十四 十番 十一七番二四十七 五番十六二番二三 一番
草津東 十一九番 八番十番五番七番 六番十三四番三番 一番
八幡商は新人戦で観ていいチームだと思った。その時は1トップがタレントだと思ったが、トップ下キャプテンが責任感が強すぎて下がって孤立させてしまっていた。で、このチームも14番がタレントでトップ下10番がキャプテンなのでそのままだと思ったが、いずれにせよ前線の頑張り次第だ。昨年度は滋賀県1部リーグだが今季は2部だ。 草津東はセンターバックの能力が高く、いきなりサイドに振る展開が目立つ。攻撃ではほとんどボランチを経由しないのだ。そしてサイドからクロスをどんどん入れていく。守備は即時奪還して攻め続けたいチーム。クロスの多さはモイーズを思い出した。基本的に相手のマークミスに期待するチームだ。5番は下がり目。10番は上手い。上がり目からサイドに飛び出す。滋賀県1部リーグ。 さてゲームは開始早々八幡商が左コーナーキックに一斉に飛び込みヘッドで先制。守備でもマークミスせず、後半草津東にPKのチャンスがあったが10番が失敗し、結局八幡商が1−0で勝利した。
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