2023年09月23日(土) |
サンライズリーグ2部 アイリスーセレッソ和歌山 |
サンライズリーグ2部 アイリスFC住吉−セレッソ和歌山 9月23日 10時 OFAフットボールセンターAコート 人工芝 晴
つい先日まで猛暑日が続いていたが、ようやく30度台前半に下がった。とはいえ暑い。
アイリス 十五九番 八番七番二四十番 十三四番三番二番 一番
セレッソ和歌山 七番九番 五番十番十九六番 十四三番八番二九
立ち上がり、セレッソ和歌山がスムーズで無理のないパスワークを見せる。空いてる味方に確実に繋ぎ、しかも中距離のパスも浮かせずしっかり強く蹴って繋げる。強いインサイドキックと少しずつ動いてフリーになる味方、いかにもJである。セレッソ本体は近年風間八宏さんのもと大きく変わっているが、和歌山は変わっていないらしい。こんなスムーズなスタイルを実行するのは和歌山の基本的な技術レベルが足りないのでは?という気もするが、とにかく一つの県にこういうクラブが一つあってもいいし、何よりサンライズ2部にいるのだからこのやり方で成功している。懸念としてはこうやって育てた繋げる選手たちが蹴って走る傾向の強い和歌山高体連に進んでも十全には活かしてくれないだろうなあ、ということだ。もちろん育成がまるで無駄ということはないし、レベルの高い選手だから和歌山県高体連でも活躍してくれているが。 さて前から追うセレッソ和歌山に対し、アイリスのバックラインがやむを得ず蹴るが、それが味方につながる。特に右センターバック3番のロングフィードがつながるケースが多く、最初は偶然かな?と思ったがどうやら実力だ。9番は空中戦や競り合いに強く、またきっくもしっかりしている。前半序盤、セレッソ和歌山がバックラインをあげて競り合ったこぼれを15番が距離のあるロングループ、これがゴールキーパーの頭を超えて先制。アイリスはボランチをまるで経由せず、センターバックからサイドバック、サイドハーフというパスの流れだが、エース格の8番は止まった状態からのドリブルで相手を抜く。というかアイリスは確実にボールを止めることにこだわっていて、他の選手も止まった状態からのプレーに特徴がある。10番も15番もそうだ。前半半ばには左サイドバック13番が上がり、止まって受けた状態からタテに仕掛けてクロス、ニアで9番が決めて追加点。2−0。そしてセレッソ和歌山のプレッシャーが緩くなってからボランチを経由したパスを披露する。セレッソ和歌山は確実に止めなくても次のプレーの選択がしっかりしていて流れがあるのだが、しかし闘争心が薄い。淡々とプレーしている。内心燃えているのかもしれないが、観ているこちらに伝わってこない。前半は2−0で終了。
後半立ち上がりもセレッソ和歌山が前から行くが、気迫を感じないプレッシングには迫力がない。どうもこれは冷静というよりやはり闘争心不足というべきだろう。フットボールは技術・戦術の前に戦わなきゃ何も始まらない。守備陣もセンターバック2番は長身で上手いのだが、潰してやるという迫力がなく、確実に守るが、味方のカバーを待って奪いに行くから、9番にキープを許している。エリートのフットボール、少なくとも和歌山のエリートという意識があるのか?ベーシックな能力は高いのに、アイリスより迫力では格段に落ちる。どういうチーム状態なのだろう?ちなみにセレッソ和歌山のフォメ図には3番と書いているが、メモは2番でたぶん2番であっている。 さて後半半ば、アイリスがタテに抜けてくるところをセレッソ和歌山2番がペナ外で故意に倒すが、なぜか警告も出ない。このフリーキックは生かせなかったが、終了間際にPKを決めて、アイリス3−0セレッソ和歌山で終了した。
さて、この日は腰痛に苦しんでいて1試合で撤退した。実は15時からの神戸のプレミアリーグを予定していたが、それどころではなく帰路に就いた。その前に万博公園の太陽の塔の前でのんびりした。
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