2022年12月03日(土) |
プリンスリーグ東海最終節 藤枝東−藤枝明誠 |
プリンスリーグ東海の状況を説明すると、最終節前にして1位浜松開誠館、2位は勝ち点3差、得失点差では優位な藤枝明誠、3位がやや離れて藤枝東だ。そしてカードはダービー戦だ。藤枝東としては優勝に絡まないところで市内のライバル・藤枝明誠の優勝を邪魔するという立場だ。藤枝明誠が勝ち浜松開誠館が負ければ藤枝明誠が優勝と成る。会場は先日災害にあって公園内で一部水が止まっている藤枝総合運動公園。
プリンスリーグ東海最終節 藤枝東高校−藤枝明誠高校 12月3日 13時 藤枝総合運動公園サッカー場 ピッチ良 晴
藤枝東 監督:鷲巣延圭
GK 1 石坂地央 3年 040817 DF 5 大場翔太 3年 040426 20 野田隼太郎 2年 050407 23 河西祐哉 2年 050508 MF 6 砂押解世 3年 040925 7 増川暖 3年 040525 14 出水志耀 3年 040721 15 海貝俊輔 3年 040923 19 馬場悠生 3年 040405 27 武田陸 2年 050430 FW 10 井藤璃人 3年 040502
FW 9 湯山大輔 1年 060520 MF 13 金澤駿 2年 050429 FW 16 植野悠斗 2年 060126 GK 17 藤崎蒼葉 2年 060103 MF 21 泉新之助 2年 050720 FW 22 良知英祥 2年 060215 MF 24 村上樹 1年 060830
藤枝明誠 監督:松本安司 GK 1 柴田真之介 3年 040511 DF 5 山本蒼太 3年 040722 16 越前吏功 2年 060308 MF 6 丸木音和 3年 041027 7 阿部隼士 2年 051004 8 香川太朗 3年 040714 10 瀬之口史紋 3年 040816 11 柴田一杏 3年 040530 15 山口陽 3年 041008 22 山本朱羽 3年 040508
DF 2 丸尾晏蒔 3年 040722 GK 12 野村寛礼 2年 050417 MF 14 田原遥 3年 040501 FW 17 鳥居煌正 2年 050725 MF 24 瀬戸尾成 3年 040603 DF 25 坂本樹紀 3年 041215 FW 27 河村祢音 3年 050205
藤枝東 十番 二七十五七番六番 十九 十四五番二三二十 一番
藤枝明誠 十一 八番 九番六番十番二二 七番十五五番十六 一番
藤枝東は4−1−4−1、藤枝明誠は4−4−1−1の布陣。 藤枝東はパスを回して支配したいタイプ。声の出方からいってGK、5番、15番の誰かがキャプテンだろうと思ったら15番だった。キーパーはキックが伸びる。5番は空中戦が強く対人もまずまず。パスも正確。藤枝東はセンターバック陣からのロングフィードはない。14番は正確な左足だが、本来左サイドバックじゃないっぽい。19番は地味だが正確なパスを出し続ける。もう少し積極的にパスを受けにくれば。7番はどんどん飛び出し、立ち上がりにクライフターン2回。本来右ウイング?15番は中を飛び出したいタイプ。6番はレフティで必ず切り返し、タテはない。つまり相手の守備網を広げるのが主たる役割。左の27番は上手いがスピードがないのでやはり突破できない。10番は偽9番的で囮役。味方が支配してナンボの選手。7番や15番の飛び出しを促しつつ自らも下がってパスを出していたが、決めるにはいいパスが欲しいタイプでポストなどもない。 藤枝明誠はセンターバックコンビは守備に専念して固い。左の7番は正確な左足があり、攻撃ではビルドアップ以外あまり関わらないが、藤枝東の6の突破がないため安定している。」6番も守備専門のボランチ。10番はピッチ内で一番上手くてしっかりしたキープ力とパスがある。9番はダイレクトで叩く判断力とカットインあり。2番はタテを狙う。8番は抜群のスピードで飛び出しチーム1のドリブルもある。11番は真面目なセンターフォワードで前線から守備を続け藤枝東センターバックに自由を与えない。
会場について。300人以上いた。藤枝ダービーからか、最終戦からか、藤枝明誠にプリンスリーグ優勝があったからか、とにかく藤枝明誠の応援が多かった。スタジアム開催と言い、これが藤枝ダービーかと感心した。
さて立ち上がり早々藤枝明誠の右CK、11シュートこぼれを22押し込む。0−1。14分には藤枝明誠の左CK、10番のキックにファーに突っ込んだ22番が再びダイレクトで蹴り込み0−2。マンマークの藤枝東が空けてしまったスペースに狙い通り走り込んだ。以降藤枝東がパスを回そうとするが、真面目に藤枝明誠が追い続け、ダイレクトパスは前半終了間際のゴール前で4本ほど繋がった時くらい。その時は10番がシュートして藤枝明誠GKは足でセーブした。両ワイドがひきつけ、10番も囮役に徹するので7番と15番がフィニッシャーだが、後方で回せない分飛び出せない。サイドバックにインナーラップがあれば。とはいえセットプレーでの失点だけで藤枝東も悪くはない。中盤では藤枝東の19番、藤枝明誠の10番の地味と派手なボランチのビルドアップも興味深い。前半は0−2で終わった。
後半もペースかわらず、藤枝東が繋いで藤枝明誠がプレッシングで双方消耗戦になり、足を攣り始めて交代を織り交ぜ、藤枝東はビルドアップに加わりつつ飛び出していた15番も交代し、88分、その15番に替わった16番が大柄でストライドを活かしカウンターからスピードで抜け出し、1対1を沈めて1−2。しかし追撃もここまで。藤枝明誠が勝利した。
しかし浜松開誠館が勝ったため、優勝は成らなかった。
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