サッカー観戦日記

2009年06月21日(日) クラブユース選手権(U−18)関西予選 ライオス−フジタ



クラブユース選手権予選のJクラブを除くトーナメントの決勝を観戦。この日5試合目。既にJクラブとの代表決定戦出場は決まっているが、この試合の結果でカードが決まる。

クラブユース選手権(U−18)関西予選   
FCライオスU−18−枚方フジタS.C.U−18
17時30分 万博人工芝グラウンド 晴れ 人工芝

ライオス         フジタ
−−−−−井上−−−−− −−−中野−−吉川−−−
竹本−−−梶山−−−大浦 −−−−−−−−−−−−
−−−森安−−伊川−−− 中木−吉田−−村川−賀門
寺尾−清水−−西田−兵藤 藤田−久保−−谷−−山本
−−−−−山中−−−−− −−−−−猪熊−−−−−

ライオス
GK 1 山中好成 DF 2 清水大輔 6 西田大洋 17 寺尾友樹 22 兵藤和麿 MF 3 伊川祐介 15 森安祐介 9 竹本恵喜 11 大浦辰雄 23 梶山知裕 FW 20 井上明彦

フジタ
GK 21 猪熊諭 DF 4 久保薫 3 谷真矢 6 山本翔大 13 藤田鉄平 MF 7 村川大輔 10 吉田拓未 11 中木翔太 28 賀門真海 FW 9 吉川敬英 18 中野雄貴 


主審が小柄でライオス主将西田が異常に大柄に見える。

4分、フジタ・賀門の右クロスを中野シュート、ライオスGK山中よくセーブするが、こぼれ球を中木が決めてフジタ先制。10分、ライオス、スルーパスを受け竹本シュート、セーブ、大浦シュート、これもセーブ、梶山シュートは上に外れる。14分、ライオス、竹本から大浦へスルーパス、GK、1対1を止める。ライオスはスペースへのパスが多い。大柄な井上をポストに、左の竹本がなかなかの技巧派でタメが出来る。両者局面での守備が激しい。22分、ライオス・井上に警告。主審が指を二本立て、繰り返しであることを示す。少しからだの入れ方が強引だった。左CKで井上が落とし西田オーバーヘッドもゆるい。30分、ライオス・井上が落とし森安が左足ミドル、右隅へ飛ぶがGK猪熊横っ飛びキャッチ。31分、フジタ、スルーパスに中野足に触る、左CKへ。33分、ライオス伊川→辻村。34分、ライオス・西田がパスミスでピンチ招く。36分、ライオス・梶山がGKが前に出ているのをみてロング、左ポストに当たり、ラインの前に落ちる。38分、ライオス・井上にスルーパス、久保、ペナ内で果敢なスライディングタックル、ゴールキックになる。40分、フジタ、村川のFKがバーを叩く。44分、ライオス、竹本の右FK、ファーで清水ののしかかるヘッドが決まって、1−1。そのままタイムアップ。

前半はシュート数9(7)対3(枠内1)。目立つのはファウル数で12対9。プロなら10個弱というのが適切な数だと思う。高校生ならもう少し少なくてもいいが、ややライオスがラフで、多めの数字になった。フジタも元来守備意識の高さで慣らすクラブで、ファウル数がかさんだ。前半は完全にライオスペースといっていいだろう。両者プレスからのショートカウンターを狙うスタイルだが、ライオスの中盤の守備が光った。フジタはCBコンビの果敢な守備、吉川の身体を張ったポストプレーなどが目立った。ライオスでは大柄で身体能力も高いCF井上や技術とアイディアのある竹本、大型だが柔軟な守備の出来るCBコンビが目に付いた。

ハーフタイム、フジタは選手だけで話し合い、やがて監督も加わった。

3分、ライオスの左クロス、イージーボールだったがフジタGK猪熊がキャッチミスでCKにしてしまう。5分、ライオス、梶山から右に開いてラインぎりぎりで待っていた井上へ、スピードに乗って持ち込み左隅に決める。1−2。フジタも直後に賀門がスルーパスを中木に通す、GK飛び出しキャッチ。8分、フジタが激しくフォアチェック、クリアをブロックし枠内に飛ぶ。10分、ライオス、中央梶山から右に開いた井上へ、突っ込み右クロス、竹本飛び込むがクリア。ゴールキック。13分、フジタ、右FK村川大きく上に外れる。14分、ライオスGKになにやら注意。遅延行為ではなかった。17分、フジタ、中木→井口。フジタがタテにシンプルに入れるサッカーでリズムをつかむ。18分、フジタ、左70度22mFKで村川狙うがカベ。ライオス、カウンターで井上に出て、久保をかわすが、GFキャッチ。20分、ライオス・兵藤→山田。23分、ライオスのクリアミスを井口カット、1対1を右に外す。超決定機。直後にカウンターからライオス・井上が左クロス、DFに当たり右CKへ。24分、フジタ、フォアチェックから吉田から吉川へスルーパス、GK飛び出すが、先に触り右隅へ転がる。2−2。25分、ライオス・大浦に警告。遅延行為。26分、フジタ、村川のゴール方向へのFKを賀門が頭に触りゴールイン。2−3。27分、ライオス・兵藤→山田。31分、フジタ、左クロスのこぼれを村川突込みシュート、GKキャッチ。決定機。33分、フジタ・久保が足を攣る。34分、フジタ・久保→澤田。36分、フジタ、谷からゴール前村川へ、DF外し正面シュート、右に外れる。決定機。38分、ライオス・森安に警告。フジタ・山田に空中戦で激しく当たる。そのFKで村川から左の吉田へ、左クロスがバー直撃。右CKへ。2回続く。39分、ライオス・竹本→梶山涼平。フジタ・吉川→中木雄規。43分、ライオス・井上→立花。44分、フジタ・藤田→神田。49分、左FKニア、クリア。フジタ・澤田に警告。遅延。タイムアップ。2−3。フジタ優勝?

後半のシュート数は8対3と完全にフジタペースだった。ファウル数は8対10と相変わらず多い。最近のファウルが少なすぎる、本気で相手を止めにかかっているのか分からないゲームをよく見る私的には新鮮なゲーム。ただライオスはラフプレーといってよい守りで、フジタもそれに引きずられて荒くなった面がある。Jユースを倒すには激しい守備は不可欠だが。

両者ともプリンス2部くらいの力はある。フジタは同じ大阪の大阪朝高より強いと思ったし、ライオスも兵庫の小野よりも強いと思った。調子を落としているJユース勢にたいして勝機は十分ある。代表決定戦が楽しみだ。

公式記録


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T.K. [MAIL]