2009年02月08日(日) |
大阪新人戦5回戦 大阪朝高−槻の木 |
新人戦は先々週芥川高G、先週金光大阪高Gと市内で好カードが組まれていたが、足を運ばなかった。直前まで行くつもりなのだったが。で、サッカー禁断症状が起こり(笑)、今週の好カードは見逃せないと思い、マンションから最寄の槻の木高グラウンドに足を運ぶ。
槻の木高会場、というか大冠高時代から奥谷先生の学校は場内放送で選手名を教えてくれる。そこを期待していたのだが、この日は選手名は呼ばれたものの、背番号が呼ばれず、誰が誰だか分からない。前回観戦したときは、放送の声が聞こえなかったしなかなか上手くいかないものだ。
大阪高校新人戦5回戦 大阪朝鮮高級学校−槻の木高校 13時30分 槻の木高グラウンド 晴れ ピッチ土
大阪朝高 槻の木 −−−−−十番−−−−− −−−十番−−十一−−− −−−−−十八−−−−− −−−−−−−−−−−− 八番−十一−−六番−十五 五番−七番−−九番−二十 二番−三番−−十三−七番 十四−四番−−三番−二番 −−−−−一番−−−−− −−−−−十二−−−−−
試合開始すぐに浮かんだのは、これはクラブワールドカップ決勝と同じだな、ということ。身体能力・止めて蹴る基本技術の精度は明らかに朝高のほうが上だ。槻の木としては守備を固めてカウンターを繰り出す、賢さが必要だな、と思った。朝高はバックラインで大きく回し、フリーになった味方を効率よく使い、無理な突破はかけない。かつての蹴って走るだけの、いわゆる「根性サッカー」は影を潜め、大阪トップクラスのチームらしい、戦術的に統率の取れたサッカーをしている。この朝高がマンチェスター・ユナイテッドとすれば、槻の木がキトだ。マンソのような特別なクラッキはいないが、引いた守備で決定機を与えず、カウンターを狙う。朝高もクリスチャーノ・ロナウドのようなタレントはいないが、10番は強靭なCFでほとんど競り勝てるし、11番はスピードがあり、その突破でリズムに変化をつける。前半は0−0で終了。
後半、西日は正面から射し、槻の木ゴール前が見難い。一時槻の木が攻める時間帯もあったが、総じて朝高ペースである。ただ、時間が進むにつれてPK戦になる可能性も出てきた。槻の木のGKは12番で、総合力も朝高GKほどではない気もするが、なにしろ守備機会が多く、流れに乗っている。などと考え始めた32分、朝高8番が中央からスルーパス、誰かが(逆光でみえない)決めて朝高先制。残り時間槻の木はあまり攻められず、逆にロスタイム、カウンター10番から右に流し、誰かがフリーでミドル、左隅に決まって2点目。結局朝高が2−0で順当に勝利した。
槻の木は走力があり、終盤まで運動量は落ちなかった。守備もよく機能していたのだが、一瞬の隙を突かれ失点。PK戦に持ち込むには後一歩足りなかった。朝高は中央から崩せればよかったのだが、終始ペースを変えず。自分たちに自信を持っているのはいいことだが、ミドルを狙ったり、高さで勝てるのだからハイクロスを狙ったり、と相手を考えてせめても良かった。
|