2008年11月30日(日) |
関西学生リーグ後期11節 びわこ大−関学大 阪南大−関大 |
当分時間がないので、観戦記は簡易版を。インカレも優勝も決まっているので、臨時で出ていた売店でビールを飲みながらののんびりした観戦。
関西学生リーグ後期11節 びわこ成蹊スポーツ大−関西学院大 11時30分 長居第2 曇り ピッチ並
びわこ大 関学大 −−−篠部−−平野−−− −−−金尾−−桑原−−− −−−−−−−−−−−− −阿部−−−−−−−−− 小池−湯田−−船津−浅津 −−−小関−桑野−原田雅 小川−中原−−内野−山田 青戸−三宅−志田野−津田 −−−−−下西−−−−− −−−−−原田和−−−−
5分に到着。すでにびわこ大が1点先制。
10分:びわこ大・篠部から裏へパス、小池が決める。2−0。 ハーフタイム:びわこ大・篠部→瀬古。 54分:関学大・右CKを小関が落とし青戸がインサイドで決める。2−1。 55分:関学大・津田の右クロスのこぼれを金尾が右隅に決める。2−2。 65分:びわこ大・小池→新中。 77分:関学大・金尾→箱根。
2−2で終了。これで阪南大の優勝が正式に決まった。
前節素晴らしいプレスを見せた両チームの対戦。前半は互角、後半はやや関学大ペースだった。関学大は後期半ばから4バックに変更、加茂周監督仕込みの「ゾーンプレス」が機能し、いいサッカーをしている。びわこ大はモチベーションが下がったか、前節よりも落ちる内容。津田は3バックの中央でラインの統率役をこなしていたが、4バックの右としては攻撃面に不満も残るが、この日はまずまず。まだ1年生だし、成長が期待できる。阿部は完全に関学大のエースとなった。春先よりも当たりに強くなったし、技術が高いだけでなく、トリッキーな技も織り交ぜ、相手を翻弄。びわこ大では平野が裏を狙ったり、サイドに開いたりと動きに変化をつけていたが、後半は実らず。びわこ大はインカレに向けて準備を整え、全国制覇を狙ってほしい。
関西学生リーグ後期11節 阪南大−関西大 14時 長居第2 曇り ピッチ並
阪南大 関大 −−−棚橋−−宮脇−−− −−−金園−−佐藤悠−− −−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−− 小寺−長瀬−井手口−東− 中村−西岡−−大屋−藤澤 野田−久野−−吉川−金− 田中−平野−清水−宇佐美 −−−−−竹重−−−−− −−−−−児玉−−−−−
ハーフタイム:関大・金園→阪本。 12分:阪南大・棚橋→西田。 26分:阪南大・宮脇→木原。 39分:阪南大・小寺→平野。
スコアレスで終了。
前節の圧倒的な阪南大のプレスに対し、関大はイマイチだったので、阪南大有利化と思ったが、ほぼ互角の内容。ただ阪南大はシュートまで持ち込むのに対し、関大は全くシュートに行けない。ハーフタイムで関大はケガで本来の才能を発揮できなかったエース阪本を投入。2度ほど決定的なチャンスを迎えるが、決められず。後半はシュート数も内容も互角になったが、阪南大は2トップと左ハーフを変え、プレスを緩めない。相変わらず守備は完璧に近い。守備に限ればJ2下位ともいい勝負をできるのではないか?流経大がJFLを6位で終えたが、阪南大も参加できれば、そしてトップチームで参加すれば、同様の成績を残せるのではないかという感じがある。関大は前期からの積み上げがなく、手の内がバレるにつれ、勢いがなくなっていった感じ。金園は当たりが強く、大院大の小野真国や桃山大の斉藤と比べるとパワフルで、ゴール前で踏ん張れる選手。関大は現状では、関西3番手という感じだ。ポテンシャルは一番あると思うので、インカレに向けてうまく調整して欲しい。阪南大はインカレでも優勝候補だろう。
表彰式も最後まで見た。北側一雄衆議院議員・関西サッカー連盟会長があいさつするが、型どおりのものではなく、妙に熱さがあった。愛国者ならぬ愛阪者かと思ったが、調べてみると元サッカー少年だった。表彰者はおおむね納得。私が選考者だったとしても9割近く同じ面々になりそうだ。最優秀選手は阪南大の吉川か小寺、もしくはびわこ大の平野だと思っていたが、私なら吉川だろうなと考えていた。案の定吉川だった。年間22試合でわずか1敗、6失点は驚異的だ。その阪南大が独走優勝できなかったように、今年の関西はレベルが高かった。阪南はもっと優勝しているイメージがあったが5年ぶり4回目の優勝。昨年は入れ替え戦だったし、今年のスケールアップはたいしたものだ。阪南大は逸材が入りづらいだけに、1・2年生でレギュラーを勝ち取るのが難しく、じっくり鍛えて上級生になってからレギュラーというのがほとんどで、その分、翌年の戦力が読みづらい。びわこ大は下級生が多くでているので来年にも期待できる。例年関西からJ入りするのは5人前後で、現時点で6人発表されているが、もう少し増えそうな気がする。
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