サッカー観戦日記

2008年08月10日(日) 豊田国際 最終日

今年も豊田国際に足を運ぶ。8時に高槻を出れば鈍行でも間に合うだろうと思っていたが、甘かった。

第9回 U−16豊田国際ユース 5位決定戦 
名古屋グランパス・愛知県・豊田市選抜−U−16ブラジル代表
12時30分 豊田スタジアム 晴れ ピッチ並

名古屋          ブラジル
−−−−−奥村−−−−− −−−八番−−十八−−−
−−−−−近藤−−−−− −−七番−−−−十番−−
加藤−小幡−−金編−藤田 −−−十五−−五番−−−
山田−大西−−岸−−佐藤 十六−十四−−三番−十三
−−−−−古川−−−−− −−−−−十二−−−−−

名古屋グランパス・愛知県・豊田市選抜
GK 古川真大(名古屋グランパス) DF 佐藤大樹(東海学園)岸光(名古屋グランパス)大西優輝 山田翔司(東海学園)MF藤田大喜(名古屋グランパス)金編勇佑(名古屋グランパス)小幡元輝(名古屋グランパス)加藤翼(名古屋グランパス)FW 近藤洋史(名古屋グランパス)奥村駿(名古屋グランパス)

U−16ブラジル代表
GK 12 アリソン・ハムゼス・ベッケル 
DF 13 クリスチャン・ソウザ・カルバーリョ 
3 ジェルソン・フラガ・ヴィエイラ 
14 シジマール・フェルナンド・シゴリーニ
16 ギリェルメ・フェリッペ・ロペス
MF 5 エリベルトン・ジョゼ・シウヴァ
15 カルロス・エンリケ・カゼミロ
10 ネイマール・シウヴァ・サントス・ジュニオール
7 ジョアン・ペデロ・サントス・ガルヴォン
FW  18ウイレン・モタ・イナシオ
8 フィリッペ・コウティーニョ・コヘイア


十分遅刻。既にブラジルが1点先制。

後半13分:名古屋、カウンター、加藤から中にはたき、奥村に入り左隅へゴール。1−1。
後半37分:名古屋、左クロスを加藤シュート、セーブを奥村が決めて2−1と逆転。
後半39分:ブラジル、浮き球パスをループ、シウヴァがヘッドで流し込む。2−2。
ロスタイム:ブラジル、中盤でカット、タテ一本シウヴァ、GKの飛び出しの遅さをみて左を抜く。2−3。



ブラジルは大会前日に来日したらしく、初日の日本戦、第2日の韓国戦はさっぱりだったらしいが、なんとか引き分け、第3日は休みで最終日を迎えた。コンディションはよくなっているようで名古屋を圧倒したが、GK古川が当たっており、なかなか得点できない。しかし感心させられた。特にトラップがすごく、日本の選手というのは、次にパス以外の選択肢のない足元のトラップや、うしろに相手がいるときは体の後方に安全なトラップばかりで、ワンタッチでドリブルに繋がるような前向きでチャレンジあふれるトラップや、相手が距離を置いてみているときに、おびき寄せ、誘うように前方にトラップするようなシーンや、相手が迫っているときに一発でかわすようなトラップが皆無だ。INFのメソッドを取り入れているのだろうが、トラップ一つ見ても面白みがないのだ。守備でも抜かれないことを第一に、カバーが入っているとき以外はチャレンジがない。日本では技術が高いと言われる選手でも、安全確実なプレーが出来るだけで、それ以上の次元でのアイディアが足りない。しかしブラジルはコンディションが悪くてもブラジルで、個々のプレーヤーが見ていて楽しい。一番良かったのが、ベベット似の8番コウティーニョで、いい姿勢のドリブルで仕掛けてやわらかいショートパスを狙う。注目プレーヤーとされているだけはある。10番ネイマールはパス主体のプレーヤーだが、あまりいいところはなかった。ブラジルは守備でも1対1の強さを見せ、ゲームをリードするが、GK古川の健闘の前に苦戦。辛うじて勝利した。


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T.K. [MAIL]