サッカー観戦日記

2006年03月25日(土) ナイキカップ関西大会決勝 G大阪−京都

ナイキカップ準決勝第1試合は本来10時キックオフ、第2試合は11時15分キックオフのはずだったが、10時30分頃にサンガタウンに到着すると、人工芝グラウンドで試合は行われていない。第1試合キックオフ時間が9時15分に変更されたらしい。2つのコートを使って同時に第1試合が行われたか?今年からU−16大会となった京都招待の行われる太陽が丘へ行こうかと思ったが、大会プログラムを入手できず、選手名が確認できない可能性が高いと見て取り止め。京都や広島ユースの新1年生の実力を確認しておきたかったが、今日は断念。天然芝グラウンドでの同大・京産大戦を観て時間をつぶす。同大はイマイチだった。1点先制するが、逆転負け。同大は春のリーグでは苦戦しそうな出来だった。3時間ほど待って1時半にようやくナイキカップの決勝が人工芝グラウンドで行われる。G大阪は「全国に行こうぜ」と気合を入れる。


G大阪          京都
−−−十一−−十四−−− −−−八番−−二三−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−二四−−−−−
十番−五番−−七番−九番 十三−九番−−十五−七番
四番−二番−−二五−十七 −−五番−三番−四番−−
−−−−−一番−−−−− −−−−−十八−−−−−

G大阪
スタメンのRBは8番だったが2分で負傷、17番に代わる。
1(松尾優作)17;ハッシー、25;ウッチー(内田達也)、2;ナガラ・ミキヤ、4;リョー、9;カゲ(景山卓登)、7;コータロー(大森晃太郎)、5;アサヒ(水野旭)、10;タカシ(宇佐美貴史)、11;ハラグチ(原口拓人)、14(望月聖矢)、20リュウセイ(村松隆晴)

京都
4;リョーマ(槍田竜馬)、7;ヨシアキ、24;シマ、23;ミヤ(宮吉拓実)

京都は3−4−3で、サイドにスペースが空いている。基本的にはカウンター狙い。対するG大阪は自陣からボールをつなぎポゼッションを上げるサッカー。インサイドは7番コータロー君が上がり目でゴール前にどんどん進出。試合の入りは京都ペースで何度も好クロスが入る。しかしすぐにG大阪もペースをつかみポゼッションがあがる。7分、G大阪・7番コータロー君が右突破からシュート、左に外れる。双方とも前線は突破力がある。17分、京都が左クロスを23番がファーであわせて先制。18分京都左クロスを23番が好トラップでマーカーを外すがシュートならず。G大阪も直後の右CKをニアで合わせ、ファーで11番原口君が合わせるが京都ブロック。決定機。20分、京都・右FKのこぼれをシュート、左スミに飛ぶがGKキャッチ。決定機。G大阪はエース宇佐美君のドリブルを京都DF陣の徹底マークによって封じられ、サイドが破れない。24分、京都・8番の左シュート、GK横っ飛びキャッチ。決定機。G大阪は11番原口君にキレとスピードがあり、京都DF陣をかきまぜる。28分、京都・8番ガタテ突破してシュートにいくこぼれを15番シュート、右に外れる。決定機。直後にG大阪もペナ左45度から宇佐美君がカーブをかけて右隅を狙うコントロールシュート、右に外れる。決定機。結局0−1で前半終了。

前半は攻守の切り替えで京都が勝り、カウンターを浴びせつつ自らは浴びないゲーム展開。京都は前線の3人がカウンター時に巧みにG大阪ゴール前に運んでいた。

後半からG大阪は14番に代わり20番村松君登場。後半開始序盤はG大阪が気合の入ったプレーを見せる。しかしこの時間帯に9番景山君らに警告。9分、G大阪は自陣パスミスをカットされ、京都8番がシュート、上に外れる。G大阪がボールを支配するものの決定機を作れず。しかし12分、左からの大きなパスを受けた景山君がタテに突破からシュートが決まり、1−1の同点に。その後もG大阪がポゼッションを上げ、京都は粘り強く守るが、じわじわ体力を消耗する展開。17分、唐突に京都24番がタテ突破からペナ内でシュート、これが決まり京都ワンチャンスをものにする。18分G大阪も11番原口君がタテ突破からシュートも左に外れる。両チームともタテへのチャレンジが目立つ。20分G大阪、40mFKを2番ナガラ君が頭に合わせて同点。2−2とする。22分京都・8番→11番。23分京都DFラインから一気にG大阪ラインの裏へパス、23番ループを狙うがGKの頭を越せず。決定機。25分、G大阪正面22mFK、宇佐美君が狙うがGK好セーブ。27分、京都がハーフライン際で後方へドリブルするところをG大阪景山君が後方から引っ掛けて2枚目の警告で退場。「待って待って」というがカードが出てしまう。やや軽率な行為だった。そのまま後半終了。延長へ。

G大阪は20番村松君が左のハーフ、宇佐美君が右のハーフに回り、原口君の1トップに切り替える。5分ハーフの延長が始まってもG大阪は支配率で上回り、京都が守勢に回る。京都は体力的に限界に近く、足を攣る選手も出てくる。2分、宇佐美君がこのゲーム初のビッグプレー、ドリブルで3人かわしシュート、ブロックされたこぼれを京都クリア。延長後半に入り京都も単独ドリブルからチャンスを作るが決められず。結局PK戦となる。

G大阪 10◎11◎7×20◎2◎
京都  23◎9◎5◎7◎11◎

京都が全員決めたのに対し、G大阪は3人目の、このゲーム大車輪の活躍を見せた7番大森がセーブされてしまった。結局ナイキカップの関西代表の座を手に入れたのは京都だった。G大阪は後半以降ペースをつかんだが、最後まで決定機はなかなかつかめなかった。京都は体力を消耗してしまったが、粘り強く耐えたことがPK戦での勝利につながった。


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T.K. [MAIL]