サッカー観戦日記

2004年07月27日(火) 総体直前関西勢メモ

草津東

−−−梅川−−川島−−−
−−−−−三反田−−−−
藤井−馬場−−竹中−桑原
−−原田−畑−−小寺−−
−−−−−勝井−−−−−

総体予選 5戦4勝1分 14得点2失点
5−0大津商 1−1(PK3−0)守山 4−0膳所 3−1水口
1−0守山北

プリンスリーグ 7戦5勝2分 19得点9失点 ブロック1位
3−1フジタ 0−0洛北 4−2奈良育英 4−2神国大付
3−3滝二 3−0金光 2−1C大阪

近畿大会 優勝
2−1富雄 2−0琴丘 0−0(PK3−0)城陽 8−0滝二

関西勢では全国制覇にもっとも近いチームだと思う。安定感は傑出している。手詰まりになっても三反田のFKや竹中のロングスローを梅川・畑に合わせることも出来る。プリンスでは9失点を喫しているが、ほぼ勝負がついてからの失点が多かった。滝二戦では主力を下げてから2失点を喰らっているが、ベストの状態では守備も堅い。中をシンプルに繋ぎサイド攻撃を繰り返す。エース梅川の高さと決定力、三反田のアイディア、竹中の展開力、畑の守備と各ラインも強力でスキがない。ブロックもまずまず恵まれた。組織力重視のチームだけに夏はやや苦手としているが、今年のチームは伝統を破る力はあると思う。



洛北

−−−大江−−沖−−−−
−−−−−中村−−−−−
沢田−−−芦田−−−永田
−東−−審−−飯田−坪内
−−−−−灰谷−−−−−

総体予選 5戦5勝 11得点1失点
3回戦1−0洛陽工 4−0両洋 1−0伏見工 3−1菟道 2−0城陽

プリンスリーグ 7戦4勝3分 12得点4失点 グループ2位
2−2奈良育英 0−0草津東 2−0フジタ 3−0滝二 2−0神国大付
1−1C大阪 2−1金光大阪

近畿大会 ベスト4
2−0関学 4−1関大一 2−3滝二

スタメンは固定。4−4−2で中盤はダイアモンド型。CBの受け渡しは遅く、一端相手の攻めが切れるまではマークを固定する。CBはともに空中戦に強い。FKは永田が担当。強シュートもあり。SBは守備重視。東はクレバー、坪内は人に強いタイプ。芦田が最終ラインのカバーもこなし左右への大きな展開で攻撃のタクトを振る。永田がタテ突破からのクロス、沢田が細かいタッチの技巧的な突破得意。2トップはともによく動き、起点となる。フォアチェックも厳しい。

実力的には全国でも上位だろう。ただこのチームは観るたびに精神面の不安が気になる。守勢にまわりパニックに陥った新人戦決勝、やはりパニック状態だったプリンス開幕戦、相手をナメてしまい緩い守備に終始した神国大付戦。いずれも試合巧者なら楽に勝てたゲームだったはず。全国では作陽・市船と試合巧者との対戦となるが、とにかく精神面が勝負の鍵だと思う。




滝二

−−−森島−−岡崎−−−
−木島−−−−−−内田−
−−−稲垣−−山道−−−
村上−嶋田−−谷田−小石
−−−−−清水−−−−−

総体予選 6戦6勝 20得点1失点
3回戦5−0加古川東 3−0豊岡 4−0加古川北 2−0神戸弘陵 4−0関学
2−1琴丘 

プリンスリーグ 7戦4勝2分1敗 26得点10失点
3−2金光 1−1C大阪 3−0神国大付 0−3洛北 3−3草津東 
11−1フジタ 5−0奈良育英

近畿大会 準優勝
1−0近大附 0−0(PK3−2)五條 3−2洛北 0−8草津東

例年通り選手をあらゆるポジションで起用し、布陣がさっぱり読めない。攻撃力は全国でも上位だと思う。決定力抜群のリアルストライカー岡崎、長身ポスト役森本、技巧的な突破が得意の木島、ワイルドな森本、そして彼らを左足一本であやつる稲垣。トレセン受けしそうにない選手ばかりだが、じつに個性的。とはいえ攻守共に高いレベルにある流経大柏相手では辛そう。もともと夏には結果を出せない選手権狙いのチームなのだ。



一条

−−−−南−−足立−−−
−−−−−−−−−−−−
小倉−岡林−−中原−神社
尾山−中西−−杉本−広谷
−−−−−新町−−−−−

総体予選 6戦5勝1分 21得点1失点
2回戦6−0高田 3−0登美ケ丘 4−0高円
決勝リーグ1−0五條 1−1富雄(PK5−4) 6−0上牧

プリンスリーグ 7戦2勝1分4敗 ブロック5位
1−4初橋 0−2御影工 1−3V神戸 2−1京都S
8−0大阪朝高 2−5近大附 3−3G大阪


例年フラットな守備は消化しきれず一発のタテパスで破られることが多かったチームだが、今年はクレバーな岡林と中原をインサイドに起用し、なかなか安定していて計算の立つチーム。比嘉・大城・宮城・新城と好選手をそろえるダークホース那覇西との対戦はなかなか楽しみ。



関大一                

−−−向−−−西村弘−− 
−−−−−辻井−−−−− 
田中貴−−小椋−−−奥田 
樽井−久野−−寺野−佐藤 
−−−−−中山−−−−− 

総体予選 6戦6勝 14得点5失点
5回戦3−0信太 3−2豊中 3−2北陽  
決勝リーグ 2−1清風 2−0履正社 1−0近大附

近畿大会
2−1守山北 1−4洛北

総体1回戦の相手は城ノ内。四国プリンスでは半分くらいメンバーを落としていたが、素早い判断での鋭いサイドチェンジを多用し、ややレベルに差があった。ボールを蹴る音が違う。率直なところ城ノ内が決定機をある程度決めれば大量点もありうるだろう。関大一としてはとにかく粘り抜くのみ。全国大会の初戦だし、城ノ内が地力を発揮できるとも限らない。人事を尽くせばあるいは……。



履正社
鈴木−−−寺本−−−松本
−−−−−新村−−−−−
−−−石田−−原泰−−−
阿部−長島−−永戸−野口
−−−−−松田−−−−−

総体予選 6戦4勝1分1敗 10得点3失点
5回戦0−0柏原 3−0生野 1−0芥川
決勝リーグ4−1近大附 0−2関大一 2−0清風

近畿大会
0−5琴丘

チームを強化して2年目、下級生チームである履正社に名門松商は厳しい。當銀とか小野といった好選手を揃え経験も豊富な松商に対し、履正社はまず力を発揮できるかが問題となる。





近大和歌山
総体予選 4戦4勝 9得点1失点
3回戦 3−0粉河 2−1初橋 1−0笠田 3−0向陽

近畿大会
2−0清風 1−3城陽

さっぱり分からず。大体和歌山は予選が平日開催なので情報を受け取ることさえも困難なのだ。快速で動き出しや狙いのいいFW吉田、強靭かつ勇敢で相手を潰し続けるボランチ谷口、長身でクレバーなCB中野がどれほど成長しているか。谷口は京都招待の和歌山選抜から外れているが、実力からするとケガしていたのだろう。


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T.K. [MAIL]