サッカー観戦日記

2004年07月05日(月) 先週の結果

全国総体組み合わせ決定
開催地区の事情で高校グラウンド(もちろんクレー)も使用。市船のブロックが激戦区となった。1回戦に好カードが目白押し。関西勢では草津東が広島皆実と、洛北が作陽と当たる。楽な相手ではないだろうが、上位を狙うなら初戦として適度なところか。洛北の2回戦は市船。3月時点(大垣フェス&京都招待ほか)では実力的に洛北がやや有利だったが、所詮フェスティバルだから分からない。ただ渡邊でも大江を封じきることは出来ないだろう。中盤勝負。あとは精神面。滝二は流経大柏。いくらなんでも厳しい。一条は那覇西。近大和歌山は堀越。五分だと思いたい。大阪勢2校は何かを大会で得て欲しい。関大一と当たる城ノ内は昨年下級生主体ながら好チームだったし今年も好調、履正社と当たる松商は名門だ。実力的に劣勢は否めないだろうが勝機は必ずあるはずだ。

●クラブユース選手権(U−18)出場クラブ決定
関東の第9代表が川崎Fとなって全て決定。組み合わせは未定。関西以外では今年のチームは横浜FM・磐田・名古屋・愛媛FCしか観てないが、磐田は広島と並ぶ優勝候補だと思う。関西王者の京都は好チームだがタレント的につらそう。G大阪はダークホース的な存在か。グループリーグを突破して勢いに乗ればもしかして・・・・・・。



F1フランスGPでシューマッハが前代未聞・驚異の4ストップ作戦で優勝。まさか70周をほぼ14周ずつで切ってくるとは想像すら出来なかった。ルノー・アロンソとすればシナリオ通りのレース運びだったはず。通常の3ストップをシューマッハに合わせて行ない、コース上では徹底的にブロック。ピットインの間に抜かれないよう気を配り、2度目のストップまでは完璧。しかしシューマッハが早めに3度目のピットインを行なった際にはさぞ驚いただろう。全く想定外なだけに急遽4ストップに切り替えることも出来ず、シューマッハは単独走行で好タイムを連発し、4回目のピットインを終えても3ストップのアロンソの前にいた。シューマッハのスプリント能力あっての作戦勝ち。あの歳になってもまだ革命的な行動を採れるシューマッハはつくづく凄い男だ。

10年前には2ストップ以上は考えられなかった。それを当時のベネトン・シューマッハは3ストップ作戦を連発して勝利を稼いだのだ。もともと単独走行でレースディスタンスを走るのであれば2ストップよりも3ストップ、コースによっては4ストップのほうが速い。ガソリン給油が認められてからはなおのこと。ただ実戦ではライバルや周回遅れがいるため、ピットインをそう多くは重ねられないもの。しかも速いラップタイムで走り続けるには天性の速さだけでなく体力もいる。ウイリアムズと比べマシン性能で格段に落ちるシューマッハはギリギリの作戦を採るしかなかったのだが、速さ・体力とも当時のライバルを圧倒するシューマッハは不可能を可能にしたのだ。しかもたまに意表をつく1ストップ作戦を織り交ぜながら。シューマッハ革命後のF1では緻密な戦略とそれを実現するだけのドライバーの技量が求められるようになった。トレーニング嫌いを公言するモントーヤでさえもチーズバーガー(それでもアスリートか!)を食べながら努力を重ねている。

そして今回の4ストップ。またしても革命がおきたわけだ。ただ結果を見れば合理的な作戦であることが良く分かる。アロンソのレース運びも完璧だったが、どうすることも出来なかった。シューマッハという男には余計な形容を必要としない、純粋な力を感じる。ローター・マテウスは華麗な選手ではなかったが、合理的で力強く、真のプロフェッショナルで誰よりもチームに勝利をもたらすことが出来た。華麗なタイプのほうが私の好みではある。それでも純粋な力を持つ彼らにはただ尊敬の念を抱かずにはおれない。


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T.K. [MAIL]