サッカー観戦日記

2003年11月01日(土) 高校選手権大阪 6回戦 三島−大商学園 関大一−芥川 阿武野−仰星

選手権ももう折り返しの6回戦、あと4つ勝てば全国となる。この日の布施高には高槻勢が3校進出しており、期待を込めて足を運ぶ。ラグビーで有名な布施工ではない。あまり強い高校でもないが、ここでは割とゲームが多い。近鉄八戸ノ里駅下車すぐ。今週末もまた快晴で、地平線近くはともかく、頭上には雲ひとつない。

校舎とグラウンドの間の道路には歩道橋が架かっている。道路はほとんど車が通らず、本来無用の長物だろう・・・・・・。下らないものに税金を使うな!横断歩道があれば十分だ。ここの教師は生徒にこんなつまらない交通法規を守らせているのだろうか?だがグラウンドを見下ろせるのでサッカー観戦にはもってこいだ。

第1試合は総体出場の清明学院−佐野戦。到着時点で2−0。完全に清明ペースで進み、さらに2点加えて完勝。FWが良く動く。全体に凄い、とか強いという印象はなく、サッカーも大味なのだが、気迫のこもったプレーでいいときの北陽を思わせる体育会系の迫力がある。ほぼ全員丸坊主なのも北陽みたいだ。総体予選で芥川の技術・組織を豪快に力でねじ伏せたゲームは圧巻だったが、こういうチームが勢いに乗って一気に選手権出場を果たすというもの。


高校選手権 大阪6回戦 三島−大商学園
11月1日(土)布施高G 11時10分 クレー 快晴 微風


三島                大商
−−−十八−−九番−−− −−−十一−−九番−−−
−−−−−八番−−−−− −−−−−十番−−−−−
−十番−−五番−−十五− 七番−六番−−五番−十九
七番−三番−−四番−二十 −−八番−三番−四番−−
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−

名前の照合は後日に。大商学園の名前はさっぱりわからないし、今プログラムが手元にない。

ブロック第1シードの三島はコンスタントに大阪上位をキープしている。全国経験もある。今年のチームも強力なCF9番を軸に質の高い選手が揃った。高槻勢らしく細かい崩しが出来るチーム。
対する大商学園は元Jリーガー影山の母校でこちらも全国経験がある。今大会はノーシードから勝ちあがった。ただ近年の成績では三島に分があり、チャレンジャーの立場にあるといえそう。

序盤は大商が押し込んだ。しかし10分を過ぎると個々の技術に優る三島がペースを掴む。大商のプレスに対し、三島の選手はワンタッチ目で相手の逆をとり、ツータッチ目でショートパスを出して巧みに繋ぐ。ゴール近くではワンツーや細かいドリブルを交え局面打開能力が高い。大商はペナ付近でファウルをせざるを得ない。RH15番のファーへの正確なクロス、LH10番の細かい技術、CF9番のポストプレーといった個性もチームにマッチしている。大商は三島2トップに徹底したマンマークを仕掛ける策を採る。10番が自由に動き、技術のある11番を活かしたカウンターも面白い。しかし18分、三島はクロスに9番が左足シュート、こぼれを18番が押し込み先制。19分、三島10番のクロスに右から15番が巧みなコントロールでペナ内に入るところを大商が倒し、またもFK。カベに当たったこぼれを15番が拾って切れ込みクロス、惜しくも合わず。21分、15番の右クロスにファーで18番フリーのボレー、当たり損ね。25分、三島LB7番の突破を倒しペナ左コーナー付近のFK。ペナに入るところを倒すファウルは既に4つ目で、大商は退場者を出す予感が漂う。27分、15番の右クロスがファーへ、惜しくもクリアされるが、15番のファーへのクロスは5連続成功で素晴しい技術・視野の広さだ。さらに左CKから4番のヘッドはゴールネット上に落ちる。30分には10番の右クロスを9番が落とし18番のシュート、DFよくブロック。32分、大商の集中力が一瞬切れ、三島15番のスローインに18番がニアにダッシュ、あっさりワントラップで決めて2点目。両者の地力の差を考えると決定的な得点であった。33分、大商も8番の左クロスに9番がヘッドもGK正面。35分には三島が左クロスを18番が決めてハットトリック。40分には大商がペナ付近でまたもファウル、ついに6番に退場が宣告され10人となってしまった。

大商は後半、5番をストッパーに下げて三島9番につけ、8番を一枚ボランチとする3−4−2に変更。しかしもはや抵抗の仕様がない。2分、細かいパス回しから18番シュート、惜しくも上。3分、9番が左で前を向いて受け、ドリブルから中の18番へパス→さらに右の8番へ、クロスをマーカーを外してファーに走った18番が決めて4点目。4分、RH15番がタテに突破し右45度シュート、わずかに左。5分、LH10番が中で引いてきた18番にミドルパス、上手く反転しドリブルで仕掛け、右では15番がフリーでシュートを狙えたが、そのまま左足シュート、惜しくも上。三島は決定機の山を作る。しかしシュートはなかなか枠に飛ばない。10分、大商はタテの長いパスに7番が抜け出しGKかわしてゴール。三島とすれば油断としかいいようがなく、7番を見ていたのは一人だけだった。さらに大商・7番は12分にも左足シュート、好セーブに阻まれるが闘志をみせる。三島は15分にも15番の右コーナーを4番決定的なヘッドを放つが、これも外れる。21分、空中戦のこぼれを9番左45度から右上スミにコントロールシュートを決め5−1。二日後の準々決勝のこともあり、三島は完全にペースを落とし、ゆっくり回し始める。時にはペナ内でのシュートチャンスさえもパスを選ぶシーンもあり、選手達がサッカーを楽しんでいることが良く分かる。33分には8番のスルーパスに交代出場の11番がハーフボレーであわせ6点目。37分大商はオフサイド直後ボールを蹴り出した10番が警告2枚で退場、ついに9人になってしまう。結局6−1で三島圧勝。

三島は完勝したわけだが、決定機の数の割りにシュートがイマイチで首を捻った。攻めは多彩で、守備も計算できる好チームなのだが。高い4番、名クロッサー15番、上手い10番、万能FW9番、4ゴールの18番と個性的な選手も多い。ただサッカーは「点を取らなきゃ、取られる」わけで、決定力で泣くことがなければいいのだが。強いことは強い。観ていてとても楽しいチームだ。



関大一は総体ベスト8で準優勝の長尾に敗れブロック第一シード、芥川はベスト16で優勝の清明に敗れ第2シード。ここまで順当に勝ち上がったチーム同士の対戦となった。関大一には国体候補が久野・脇と二人おり、脇は高槻の如是中出身である。比較的ボールをつなぐチーム。対する芥川はバランスのとれたチームで状況に応じた柔軟なサッカーが持ち味。ただ今年のチームは昨年のエース三反田のような傑出した個性的な選手はいない。フィジカルでは初めから私学とは差があり、総体予選では前半は雨の中押していながら清明にパワー負けし逆転を喫した。


高校選手権 大阪6回戦 関大一−芥川
11月1日(土)布施高G 12時50分 クレー 快晴 微風


関大一               芥川
−−−十番−−九番−−− −−−十五−−十番−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
十一−五番−−十三−二三 二十−十一−−六番−十九
十八−四番−−六番−八番 五番−三番−−二番−十六
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−

立ち上がり関大はゆっくりと落ち着いたパスを回すのに対し、芥川はパスミスが続きリズムを作れず、芥川陣内でゲームが進む。4分にはハーフライン付近から久野が超ロングを狙う。7分にもFKのこぼれを11番が左アウトで狙うが、芥川DFブロック。13分間第一右CKで11番の左足でのボールを6番がヘッドで決めて関大一が先制。芥川は得意の高速パスワークもいいカウンターもなく、持ち味が出ていない。関大一と同等のゆっくりしたパス回しも出来るはずなのだが。声が出ていないのも気になるところ。関大一は左右からクロスも入り、狙い通りのサッカーが出来ているはず。特に左からいいボールが入る。しかし芥川もクロスに対する中の守備がよく、FWにポジションをとらせず、決定機は阻止する。25分には左CKで11番の左足から9番のヘッドが右にこぼれたところを13番が狙うが外れる。この辺りから芥川はサイドの守備がよくなり関大一はクロスがなかなか入らない。32分には11番が左サイド深くまで切れ込んでニアへクロス、これも合わない。結局前半は関大1点リードで折り返した。

シュート数7(1)対3 クロス7対3 CK4対0 GK3対5

数字通りの関大一ペースだった。ただ枠内シュートは得点シーンのみで、芥川はギリギリのところで防ぐ、というよりも内容の割に決定機をほとんど与えていない。

後半1分、左サイドに流れた9番のクロスにニアで5番がなんとフリー、落ち着いて左に流し込み関大一が追加点。立ち上がりのスキを突いた得点だった。しかし芥川もキックオフ後すぐの攻めでゴール前に放り込み関大GK・DFの連携ミス、10番が詰めて決め、2−1と迫る。これも後半立ち上がりならではの得点。このゴールで普段のペースを取り戻したか、芥川は中盤からの激しいプレスを仕掛け、オフサイドはとれないもののラインも押し上げて守備のリズムをつかむ。13分関大一・23番→14番。芥川は細かいパス回しでのミスは減らないが、ドリブルを多用して局面打開を図る。特に15番はペナ付近で効果的なドリブルを見せる。26分には15番がシュートを狙うところを倒され、正面・ペナ少し外からの芥川FK。20番がずらして3番が狙うが上に外れる。25分ごろから芥川はパワーサッカーを仕掛ける。左右からアーリークロスをどんどん入れる。芥川はFWも他の選手も上背はなく、関大一はCBを大柄な始め全体に体格に優るが、個々の位置取りや競り方が拙く、ややパニックに陥る。32分には6番→長身の12番をCFに入れ、3番も中盤にあげて3−4−2−1の形から放り込みを続ける。ロスタイムには2度のチャンスも関大一も守りきり、2−1で逃げ切った。

芥川が関大一相手にパワープレーで押し込んだのは意外。つくづくサッカーの幅の広いチームである。しかし最後までショートパスのミスが続いたのは痛かった。このチームの土台となるのは細かい技術のはず。来年には近畿中学総体を制した近くの高槻九中の選手達も入ってくるだろうし今後が楽しみ。関大一はスローなパス回しが終始安定していた。しかし攻守にわたりペナ付近でのプレーが弱く厳しいゲームとなってしまった。ともによくボールをつなぐチーム。


第4試合は阿武野−仰星。阿武野は総体ベスト4、もちろんブロック第1シード、第2シードの仰星はベスト16で三島に敗れた。両者は新人戦でもベスト16で対戦しており、そのときは雨の中仰星が3−1で勝っている。


高校選手権 大阪6回戦 阿武野−仰星
11月1日(土)布施高G 14時30分 クレー 快晴 微風


阿武野               仰星
−−−十二−−十六−−− −−−八番−−十一−−−
−−−−−二三−−−−− −−−−−六番−−−−−
−七番−−十一−−十八− −七番−−十番−−九番−
十三−二番−−三番−四番 四番−三番−−五番−二番
−−−−−二十−−−−− −−−−−一番−−−−−

立ち上がりは仰星ペース。3分、仰星9番の右クロスを6番が落ち着いて決めて先制。DFのブロックもわずかに間に合わず、方向が変わりGKの逆を突く。5分には8番が右からDFのウラに出す。ドフリーで7番が決めるが完全にOS。仰星はDF陣の寄せがやや甘く阿武野のポスト役12番に起点を作られる。組み立てにも余裕がなく、勢いタテへの速い攻めが主体となる。両チームの身体能力、特にスピード差は歴然としている。左サイドからの攻めからいい形を作る。FWはスピード十分で、8番は激しいプレーでマイボールを確保。11番は足元の技術も高い。インサイドの6番・10番は高い技術があるもののなかなかボールをもらえない。ベンチからはつなぐよう指示の声が何度も飛ぶのだが。阿武野はボランチの11番の展開力を活かしサイド攻撃を狙う。7番は技術とクレバーさを兼ね備えポジショニングの良さで仰星9番を封じいい形を作る。23番は抜群のキレを持ったドリブルで切り崩す。両足からのパス・FKもある。14分阿武野CKで23番から12番ヘッド、外れる。17分仰星LCKでキッカーの7番に5番が近づいて何かささやいて、中に戻る。5番はファーからニアを取ろうとするが、ボールは合わず。タテに速い攻めを繰り返す仰星が押し気味にゲームを進める。しかし決定機は奪えない。30分には阿武野16番がペナ内でバックチャージを受けたように見えたがノーファウルの判定。36分にはカウンターから阿武野12番がペナに侵入するがDFをかわせず、シュートにならない。

シュート3(1)対4(3) クロス2対7(3)CK1対4 GK3対5

仰星がサイドのスペースに長いボールを出すプレーが奏功し、これがクロス数の差となった。阿武野は意思統一が不十分でスペースを与えて単調な攻めを許してしまった。

後半1分、仰星8番が気迫十分のドリブルシュート。2分には阿武野23番から16番に好パスが通るが、シュートは慌ててしまった。4分、仰星9番右クロス、DFがクリアミスし、正面から6番シュート。8分、阿武野右FKを12番が落とし16番が再び12番へ、シュートはわずかに上。決定機。12分阿武野16番→19番。14分、仰星10番から右の9番へ素晴しい展開、阿武野7番がまたしても止める。実にクレバーな選手だ。17分、仰星11番→13番。17分、阿武野左FK11番から18番へ、思い切ったシュートも外れる。18分、仰星9番→14番をトップ下にいれ、6番を右サイドに回す。17分、阿武野7番のドリブル突破を仰星6番好カバーでCKに逃げる。LCKで23番が右足で蹴ったボールは正確にファーの11番へ、ボレーはポストに当たり外れる。決定機2。21分阿武野23番→15番。ケガによるものだが攻撃の中心選手だけに痛い交代だ。仰星は3番が足を攣っている。後半は完全に阿武野ペースである。仰星はスペースを使えなくなり攻め手がなくなってしまった。中でのつなぎでは阿武野に分があり、しかも仰星は精神的にも守勢で声が出ていない。27分FK五林からファーへ、仰星はCKに逃げる。さらにCKから12番がダイビングヘッド、高さが足りず上に外れたが、落ち着いてスタンディングヘッドにいけば決まっていた。決定機3。29分仰星2番→19番をFWにいれ、13番をRBに下げる。19番はなかなかの俊足。さらに6番→18番、8番→12番と時間を使いつつ選手を入れ替える。阿武野も37分、4番→24番をFWに入れて最後のパワープレーに賭けるがここまで。仰星がなんとか逃げ切った。

後半はシュート7(2)対2(1)と阿武野ペースだったが決定力を欠いたのが惜しまれる。いいゲームだった。

以下に新人戦の阿武野−仰星戦の観戦記を掘り起こして貼っておこう。余計な部分はカットして(笑)。


高校新人戦 大阪5回戦 阿武野−仰星
2月11日(祝)摂津高G 11時30分 クレー ピッチ悪 雨 弱風


阿武野                仰星
−−−坂本−−豊島−−−  −−−出口−−東−−−− 
−−−−−塩谷−−−−−  −−−−−鈴木−−−−−   
−−山田−五林−吉田−−  −−高橋−大樫−高山−−
平井−桜井−−山崎−平野  松渕−足立−−川村−小西
−−−−−浅野−−−−−  −−−−−杉野−−−−−

ともに4バック、マークの受け渡しは遅めで1ボランチと連携してバランスを巧く保つ。SBはどんどん上がる。その際逆サイドのMFが下がってカバー。最終ラインからショートパスでの組み立てを多用。ボランチの展開力も大きな武器。非常に良く似たチーム同士の対戦となった。仰星は10番鈴木がトップ下に陣取り、スルーパスを狙ったりするなどFWを操るタイプ。一方阿武野はトップ脇の10番坂本がFWの位置から下がって受け、その間に他の選手が前線に飛び出す。また重心の低い、力強いドリブルも武器。 

ピッチコンディションが悪く双方持ち味のショートパスがうまくつながらない。仰星はすぐに攻撃パターンを切り替え最終ラインや大樫からサイドのスペースにロングパスを出し味方を走らせる。スピードに優る仰星の高山・高橋が追いつくケースが多く徐々にリズムをつかむ。阿武野はサイドを突破されそうになるとファウルで止める。しかし仰星・東のFKは少しずつ味方にあわず、シュートにはならない。出口は直線的にゴールに迫るが動きが単調で、ほとんど無駄な動きに終わり、ポストプレーもフェイクがなく相手に読まれ前でカットされるケースが目立つ。阿武野はショートパスを試みるがぬかるんだピッチでボールが走らず、また五林以外は受ける姿勢に無理がありコントロールが甘くなったり、無理なキックでみすみす相手に渡したりとリズムが作れない。いいタイミングでサイドに豊島が流れたところにボールがわたってクロスか、坂本の強引な突破くらいしか攻め手はなし。27分阿武野・吉田が持ちRB平野が上がるが軽率なパスミスから仰星カウンター、平野が攻め上がりカバーの間に合わないスペースに出口が走りこみ、鈴木のスルーパスが通る。GKも飛び出すが、落ち着いてループで決めて仰星先制。阿武野は数的不利となってしまったが逆サイドの選手を捨てて出口のスペースを潰すべきだった。残り時間はやや膠着。阿武野・左の山田がうまいポジショニングで仰星・高山の快速を封じつつ攻撃面でもつなぎに加わり阿武野らしさも出てくる。

後半、阿武野は左サイドの攻めを軸にリズムをつかむ。山田が高山のスピードを封じつつ攻めに出て、LB平井もどんどん上がる。塩谷もキックはややぎこちないフォームながら味方につながり始める。一方仰星は攻→守の切り替えは早く絶えずプレスをかけて浅いラインの裏をなかなか取らせない。ワントップ気味の阿武野は攻める割に決定機が少ない。23分大樫→出口→大樫の大きなワンツーで抜け出した大樫がGK浅野と1対1、落ち着いて左隅に流し込み0−2。阿武野DFは他の選手に気を取られ後方から走りこむ大樫に誰もマークに行かなかった。残り時間阿武野はラインを大きく押し上げさらに攻撃的に出るが、仰星も落ち着いた守備で対処。30分CKのこぼれを平井が決め1−2とする。しかし直後仰星もキックオフから左サイドに流れて平野のやや甘いマークを外して受けた出口がクロス、ここに大樫がまったくのフリーでペナ中央で受けキックフェイント2発でDFとGKを外してシュート、きっちり決め1−3となり勝負あり。


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T.K. [MAIL]