サッカー観戦日記

2003年08月10日(日) 豊田国際ユース(U−17)最終日


豊田国際ユース(U−17)5位決定戦 グラスゴー・レンジャーズ−フェイエノールト
8月10日(日)豊田スタジアム 12時30分 ピッチ悪 晴 微風


あまりに低調な内容だったのでメモはロクにとってない。後半は盛り返したフェイエノールトのメンバーは以下の通り

−−−−−七番−−−−−
−−−−−十番−−−−−
十三−十五−−六番−八番
五番−十四−−四番−二番
−−−−−一番−−−−−

1 GK Eric CUMMINS 88.08.10
2 DF Jeffrey ALTHEER 87.03.09
4 DF Jordy BUIJS 88.12.28
5 DF Tobias WAISAPY 88.01.08
6 MF Diego BISESWAR 88.03.08
7 FW Dorus VAN DER VOORT 87.07.21
8 MF Jerson ANES RIBEIRO 88.03.09
10 MF Jonathan DE GUZMAN 87.09.13
13 FW Daryl VAN DE VEER 87.01.28
14 MF Mohamed HAMMOUTI 87.10.22
15 MF Timon VAN LEEUWEN 87.09.06

交代
12 MF Frank DE HAAN 87.02.20
17 MF Michel POLDERVAART 88.03.28
19 ???
11 FW Ingmar MAAYEN 88.01.29

前半レンジャーズがセットプレーで取った点を守りきった。レンジャーズは中盤フラットな4−4−2で、中盤の動きがなく、ガチガチに守った。フェイエノールトは4−2−3−1で後半はいいサイドアタックを見せた。LHファン・ドゥ・フェアーはいいドリブラーだ。ピッチはぼろぼろで両チームの選手が再三足を滑らせるシーンもあった。フェイエノールトのドリブルの威力はかなり落ちていたと思う。


豊田国際ユース(U−17)3位決定戦 グアラニ−バルセロナ
8月10日(日)豊田スタジアム 14時30分 ピッチ悪 晴 微風


グアラニ               バルセロナ
−−−九番−−十五−−− −−−−九番−−−−十四
−−−−−−−−−−−− −−−−−八番−−−−−
三番−十番−−八番−十七 七番−六番−−十六−十二
六番−四番−−十三−二番 −五番−三番−二番−−−
−−−−−十二−−−−− −−−−−一番−−−−−

グアラニ
12 GK Leonardo R.sales da SILVA 87.03.30
2 DF Luiz Daniel VIEIRA FILHO 87.01.30
13 DF Thiago FORONI 87.08.03
4 DF Renato Antonio JUSTI 87.03.23
6 DF Ricardo Aparecido TAVAREZ 87.04.23
17 DF Everson euclides BASSAN 87.05.15
8 DF Herminio Borges TEIXEIRA 87.03.07
10 MF Marcelo Oliveira FERREIRA 87.03.29
3 DF Bruno Simao BOSI 87.03.05
9 FW Fernando Pereira TORQUATO 87.01.21
15 MF Adam W.Rovanni de CARVALHO 87.09.23

バルセロナ
1 GK Daniel PLANCHERIA GARCIA 87.03.09
2 DF Eloy ROBLES MARIN 87.01.21
3 DF Gerard PIQUE BERNABEU 87.02.02
5 DF Oriol PALENCIA PEREZ 87.03.30
12 DF Marc VALIENTE HERNANDEZ 87.03.29
16 MF Eugenio PLAZUELO MOLINA 87.02.24
6 MF Julio DE DIOS MORENO 87.02.26
7 FW Franck Steve SONGO’O 87.05.14
8 MF Lionel Andrez MESSI 87.06.24
14 FW Antonio CALVO ARANDEZS 87.03.28
9 FW Victor VAZQUEZ SOLSONA 87.01.20

サッカーの世界において名前の表記は両国とも一般にファーストネームが多いが、本文ではファミリーネームで表記します。

グアラニのボランチは横並びで攻守を均等に負担。SHは高いポジションを取れずボランチと同じラインにいることが多かった。バルサはスタートポジションはベルナベウをSWに置く3−5−2だが、右のヘルナンデスがRBの位置に下がることが多い。またアランデスは完全なウイング、メッシはシャドーストライカーで、右上がりの4−2−3−1といったほうが分かりやすいかもしれない。80年代前半までの4−3−3、つまり3トップはストライカー、ウイング、セカンドストライカーの現代アレンジ版。

第1試合と異なり序盤から双方闘志むき出しで激しい当たりが続出。しかもレフェリーの出来が非常に悪く、ジャッジが不正確かつゲームをコントロールできず、権力(カード)で仕切る高圧的な態度を見せたため、イライラを対戦相手にぶつけ合うゲームとなった。ラフプレー続出。警告は十数枚出た。しかも笛を吹くのも遅く、ラインを割ってから5秒も経って笛を吹くなど、懸命にボールを追いかける選手達がかわいそうだ。副審の声も耳に届かず、体調が悪かったのだろうか?しかし明らかなオフサイドや故意のファウルも見逃すレフェリーに両チームはすぐ対応し、セルフジャッジを避け明らかなオフサイドでも最後までプレー。見事としかいいようがない。5分、グアラニLHボッヂがラフなタックルを受け負傷。10人となる。7分コーナー付近でバルサLWBソンゴオが安易に飛び込んだグアラニRBフィーリョをかわしゴールライン際をドリブル、フリーでのクロスをニアでソルソナが蹴りこみ一人多いうちにバルサ先制。ボッヂ→デ・ソウザ。バルサは前線の3人が個性的で能力も高い。右ウイングアランデスは快速でタテ突破からのクロスという一連のプレーを繰り返す。CFソルソナは正確なポストプレーで起点となり、ゴール前では細かくポジションを修正して絶えず得点出来るところを狙っている。高くて強い、いい選手。メッシも速く、キレもありドリブルで相手を切り裂くシーンも見せるが、パスをやや苦手か?モレノはグアルディオラ、シャビに続くコンダクターで左右両足でミドルパスを操り組み立てる。スルーパスも柔らかい。攻守にわたり読みがよく、自然とボールが集まる。現時点ではフィジカル不足。12分、アランデスのクロスをソルソナが打点の高いヘッドで叩き込み2点目。17分、グアラニRHバッサンが弾丸ミドル、GKガルシアも好セーブ。21分にはアランデスの右FKをベルナベウが落とし、ソルソナがオーバーヘッドで叩き込み、あっという間に純粋なハットトリック達成。さらにバルサの流れが続き、レフェリーのミスジャッジもあり、グアラニは警告ラッシュに苛まれながらも、あらゆる裏ワザを使って必死に守る。特にLBタバレスの狡猾な守備は見ものだ。グアラニはパス回しが格段に落ち、個々の能力でも劣勢で厳しい。しかし32分、FKでソウザの弾丸シュートは怖がってよけたバルサの壁の上を抜けてゴールイン。直後のバルサ・メッシの左足FKでグアラニの壁はピクリとも動かないのと好対照だ。結局1−3で前半終了。

後半バルサはなかなかピッチに現れず、グアラニは5分近く待たされた。両チームとも選手を次々と交代し、さながらBチームマッチだが、レベルは高く面白い。10分にバルサは3選手を入れ替え明確な3−5−2にチェンジ。18分、左WBに入ったサバルテスのクロスを右WBに回ったソンゴオがファーに飛び込んで決め1−4とする。19分、グアラニRBリマが強引に右を突破しクロス、再びソウザが決め2−4。20分、バルサ・ソンゴオをタバレスが倒しPK。キッカーのソンゴオはGKのタイミングを外し、ナメたキックをチョコンと蹴るが左に外す。29分にはサバルテスも得点し2−5。レフェリーはバテたのか、この時間帯は集中力に欠けたジャッジを連発してしまった。両チームともペースダウンし、バルサが順当に勝ち3位に輝いた。


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T.K. [MAIL]